異常気象が頻発、50年間で平均1.1℃上昇=地球温暖化が直撃―中国

Record China    2008年3月23日(日) 14時15分

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21日、中山大学大気科学学部主任、広東省気象学界副理事長の温之平氏は中国が地球温暖化の影響を最も強く受けている国家であると発表した。写真は中国南方の観光地・海南省三亜市。

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2008年3月21日、世界気象デー専門テーマ報告会が開催された。席上、中山大学大気科学学部主任、広東省気象学界副理事長の温之平(ウェン・ジーピン)氏は中国が地球温暖化の影響を最も強く受けている国家であることを発表した。羊城晩報が伝えた。

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国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」による第4次評価報告書によると、過去100年間で地球の平均気温は0.74℃上昇するなど地球温暖化の影響は明らかだという。特にここ50年間で気温上昇のペースは加速している。なかでも中国は最も強く影響を受けている国の一つで、ここ50年間で19回の暖冬を記録、平均気温は1.1℃も上昇している。

注意すべきは温暖化の影響は単に気温を上げるだけではなく、猛暑や大雪などの異常気象の発生につながる点にある。今冬、中国南部で記録した大雪や昨年広東省を襲った猛暑などはまだ記憶に新しい。温主任は地球温暖化がいつまで続くのか、どのような災害を引き起こすのかはまだ予測できないとしながらも、都市化の進行に伴い災害に脆弱な居住地の数が増えているとして、対策を急ぐ必要性を訴えた。(翻訳・編集/KT)

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