<三峡ダム>水位引き上げとともに、1800年の歴史持つ街が水没―重慶市

Record China    2008年3月25日(火) 11時48分

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23日、三峡ダムの貯水水位を175mに引き上げるため、重慶の開県で東河大橋が爆破される。これにより1800年の歴史を持つ旧市街が、爆破とともにその姿を消すことになる。

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2008年3月23日、重慶晩報社によれば、今回の東河大橋の爆破は、主に三峡ダムの貯水水位を175mの高さに引き上げるために行われるものだが、30日、爆破ととも1800年の歴史を持つ開州旧市街が爆破とともに歴史から消え去ることになる。

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東河大橋は開県の旧市街東北部に位置しており、市民にとって開県と云陽を結ぶ重要な存在だった。ダム建設に伴い、水没する旧市街の立ち退きや安全性確保のため、橋が取り除かれることになった。

22日、市の爆破専門会社が現地を調査し、3つの橋台に穴を開け、爆破のための最終準備を行った。爆破には1tもの爆薬が使われる。橋は現在、東西両端がブロックでふさがれており、2輪車や歩行者以外には通行できない状態になっている。

開県移民局の祁美文(チー・メイウェン)局長によれば、東河大橋は1979年11月開通、橋梁長240m、幅11mの石製アーチ形の橋で、海抜175m。これに代わる新東河大橋がすでに約1km上流の場所に建設されており、市民の交通に影響が出ることはない。爆破は住民感情に配慮して、一瞬で終わらせるという。(翻訳・編集/岡田)

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