一人っ子政策撤廃で、米国に赴き体外受精試みる中国人女性が増加―米華字紙

Record China    2017年2月28日(火) 1時20分

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24日、米華字紙・世界日報によると、昨年より第2子の出産が認められるようになった中国で、米国に渡って体外受精を試みる女性が増加している。写真は試験管ベビー。

2017年2月24日、米華字紙・世界日報によると、昨年より第2子の出産が認められるようになった中国で、米国に渡って体外受精を試みる女性が増加している。

ニューヨークにあるノーブル不妊治療センターの張立澄(ジャン・リーチョン)医師によると、「2016年6〜7月ごろに中国からの患者が増え始め、以前よりもだいたい30%は増えた。センターには毎週2〜3人の新たな患者がやって来る」という。

また、同じくニューヨークのニューホープ不妊治療センターの楊明学(ヤン・ミンシュエ)医師も「毎日のべ200人の診療をする。年間で3000〜4000人がやって来るので、忙しい。患者の30%は中華系米国人だが、昨年から中国の患者が10%増えている」と語った。

張医師は「中国の患者の年齢は40歳以上で、最年長で55歳の患者もいる。卵巣機能が低下した場合は卵子の提供を受ける、あるいは代理出産の必要があるが、中国での卵子提供はすべてブラックマーケットで、法的な保障がない。そして多くの人が性別の選択を求めるが、これは中国の法律で禁止されている。それゆえ米国にやってくるしかないのだ」と語る。また、技術に優れ、薬品の信頼性が高いことも「試験管ベビー」を求めて米国に赴く中国の女性が増えている理由のようだ。(翻訳・編集/川尻

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