福島の除染事業めぐり初の贈収賄問題が出たと中国メディアが報道=ネットは「よそ様の事を指摘するなんて…」

Record China    2017年3月4日(土) 18時0分

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4日、中国メディアの新華社が、福島第1原発事故に伴う国の除染事業をめぐり、贈収賄の疑いで逮捕者が出たと伝えた。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。資料写真。

2017年3月4日、中国メディアの新華社が、福島第1原発事故に伴う国の除染事業をめぐり、贈収賄の疑いで逮捕者が出たと伝えた。

逮捕されたのは、環境省福島環境再生事務所の鈴木雄二容疑者(収賄容疑)と、富山県高岡市の土木工事会社「大開工業」の元社長・小杉幹雄容疑者(贈賄容疑)だ。

福島県警の調べによると、鈴木容疑者は2015年9月から2016年6月にかけて、国が発注する福島県浪江町での除染事業で、小杉容疑者の会社が下請けに入れるよう便宜を図った見返りに、飲食など約20万円相当の接待を受けた疑いがあるという。大開工業は、福島県浪江町の除染事業を約2000万円で請け負った。

調べによると、小杉容疑者の方から知人を通して鈴木容疑者に近づき、鈴木容疑者は小杉容疑者の接待を受け入れていたという。2人とも容疑を認めている。

このニュースに対して、中国のネットユーザーから、「よそ様の事を指摘するなんて、どんだけ面の皮が厚いんだよ」、「人様の米袋からこぼれた米粒を指摘するのか。われわれの米袋には砂しか入っていないのに」など、中国の汚職の方が深刻な問題であることを暗に示すコメントが多く寄せられた。

また、「利益を分かつことはごく正常なことだろ。中国ではもっと多くの人が絡むぞ」とはっきり指摘するユーザーや、「米国を監督したり日本を監督したりとご苦労なことだ」と皮肉を込めたコメントもあった。(翻訳・編集/山中)

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