Record China 2017年3月5日(日) 8時20分
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中国で韓国ロッテのボイコットが叫ばれている中、たまたまロッテと中国語表記が同じために「とばっちり」を受けている日本の楽天市場について、その対応がスゴいとネット上で話題になっている。
在韓米軍への高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐり、韓国ロッテグループは先月27日、配備が予定されている所有地を韓国政府に提供することを承認した。これを受け、THAAD配備に強烈な反発を示していた中国では、韓国ロッテ製品の不買運動に発展している。
これにより、思わぬ影響を受けたのが日本の楽天市場だった。ロッテも楽天も中国語では共に「楽天(ラーティエン)」と表記するため、消費者の誤解を招くと危機感を抱いた楽天市場は翌28日に中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の公式アカウントでロッテと無関係であることをアピール。書き込まれたコメントにも一つひとつ返信していった。
ユーザーから多かったのは「韓国と日本の“楽天”は関係があるじゃないか」というコメント。日本のロッテと勘違いしていたようで、楽天公式アカウントは「それは日本のLOTTEです。私たちはRakutenです」と繰り返し説明した。
ところが、あまりにいちいち返信するため、返信を期待するユーザーが大量にコメントを投稿するようになった。中には「良い方の楽天ですか、悪い方の楽天ですか」「早く返信してよ〜」「ねえねえ、顔写真見せてよ」など、どうでもよいコメントも多数寄せられたが、それに対しても「良い方です」「はい、(返信しに)来ました!」「いや、ビックリさせちゃうといけないので」など丁寧に応対していった。
この姿勢にユーザーからも「返信に忙しいですね。キーボード、大丈夫ですか?」「ここ数日、ロッテの事件で遊ばれてますね」「週末くらい休んだ方がいいよ」「頑張ってね(ショーロンポーの画像付き)」など、担当者を気遣う声も多く寄せられた。
ネット上では「2万件のコメントにすべて返信した」とも言われている。さすがにそこまでの数には返信していないようだが、かなりの頻度だったようだ。スタッフの丁寧な対応で、逆に中国での知名度や好感度が上がるかもしれない。(翻訳・編集/北田)
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