韓国でコンビニ店員のバイトが「究極にツラい」と言われる理由=韓国ネット「社会の認識に問題」「国民意識を変えるには何百年もかかりそう」

Record China    2017年3月10日(金) 10時20分

拡大

韓国でコンビニエンスストアのアルバイトが「極限のバイト」と呼ばれる理由について、韓国・ハンギョレ新聞が、コンビニバイト経験者が挙げた「困った客」の四つの例を基に報じた。写真は韓国のコンビニエンスストア。

韓国でコンビニエンスストアのアルバイトが「極限のバイト」と呼ばれる理由について、韓国・ハンギョレ新聞が、コンビニバイト経験者が挙げた「困った客」の四つの例を基に報じた。

まず一つ目。コンビニのバイトも親にとっては大事な子ども、それなのに人に対する最低限の礼儀も示さない「おやじ」たちだ。「マルラ(マールボロライト)一つくれ」と「ください」もなしにぶっきらぼうに注文してお金を投げるように払う姿を見ると、たばこを投げ付けてやりたくもなるという。

二つ目。窃盗やセクハラも頻繁に起こっている。中には堂々と「ここの社長と友達だから焼酎1本くれ」と詐欺を働く窃盗犯もおり、彼らはバイトが代わりたてのコンビニを狙っているという。またバイトが女性の場合、レジでそっと手を触れたり、電話番号を聞いたり、なんと肩や足をマッサージしてくる客もいるそうだ。

三つ目。深夜0時を回ってから来る客の10人中9人は酔っ払いで、彼らはかなりやっかいな客だという。彼らが主に買い求めるのは「二日酔いドリンク」と「カップラーメン」で、ふらついて商品を床に落としたり、カップラーメンを食べこぼしたり…深夜一人で店を任されるバイトの仕事はなかなか大変だ。

四つ目。小学生のグループが来た後の店内は廃墟のように散らかるという。お金がないからちょっとしたお菓子を買って食べて行くのだが、中高生のように数人ではなくクラスの半分にもなるのではという人数が一度に押し寄せるため、バイトはその片付けに追われてしまうというのだ。

つまり「相手にしたくない面倒な客」、これこそがコンビニのバイトを「極限のバイト」たらしめる理由だと記事は伝えた。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「繁華街のコンビニであればあるほどひどい」「大企業の社員たちは言葉遣いもなってないし、少額をカード決済しようとするからイライラする」と記事内容に賛同するコメントや、「基本的な礼儀がなってない人が多い」「家庭教育の現状を見せてくれている」と人々の礼儀のなさを非難するコメント、「給料が少ない仕事であればあるほど、人々はその仕事を無視するようになる。これが社会の認識」「勝者敗者ではなく、互いを思いやる社会になってこそ暮らしやすくなる。これは個人の問題というより社会問題」と韓国社会が抱える問題を指摘するコメントなど、多くのコメントが寄せられている。

その他にも、「前の客がそのままにしたごみを片付けてくれるありがたい客もいる」とマナーのある客に感謝を述べるコメント、「バイトも問題。スマホで通話しながらレジを打ったり、深夜に店の鍵を閉めて友達と遊んだりしてるバイトもいる」とバイトのマナーの悪さを指摘するコメント、「コメントを見てると、韓国の国民意識を変えるには何百年もかかる感じがする」と将来を嘆くコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携