Record China 2017年3月13日(月) 10時50分
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9日、韓国・ヘラルド経済は、日本の健康食品として知られる「納豆」と、納豆のようなにおいが特徴の韓国の健康食品「チョングッチャン」を比較、その似ているようで異なるポイントについて報じた。写真はチョングッチャンチゲ。
2017年3月9日、韓国・ヘラルド経済は、日本の健康食品として知られる「納豆」と、納豆のようなにおいが特徴の韓国の健康食品「チョングッチャン(清麹醤)」を比較、その似ているようで異なるポイントについて報じた。
チョングッチャンといえば、日本では映画「HERO」(2007年公開)で木村拓哉演じる主人公・久利生公平が食べていたシーンを思い出す人もいるのではないだろうか。ゆでた大豆を自然発酵させて作った韓国の豆みそ・チョングッチャンは、納豆よりもにおいが強く、韓国人でも食べられない人がいる。
納豆とチョングッチャンはどちらもゆでた大豆を発酵させて作られるが、納豆が納豆菌のみを使って発酵させる一方で、チョングッチャンは発酵の際に使うわらに付着したさまざまな菌が繁殖することで出来上がる。
その効能を見てみると、まず、納豆に含まれるナットウキナーゼは血栓予防に効果があり、血圧を下げる働きをしてくれる。また、ビタミンB群、K群をはじめビタミンEやイソフラボン、サポニンといった多くの抗酸化酵素を含有し、骨粗しょう症の予防、抗菌効果、更年期障害予防、成人病予防、老化防止、脳卒中や心血管疾患の予防など、さまざまな効果が期待できる。チョングッチャンも負けていない。チョングッチャンの成分には腸内の腐敗菌を作る有害物質を抑制し血栓を溶かす作用がある。心筋梗塞や脳卒中なども予防でき、植物性タンパク質は分解酵素によりアミノ酸となって体内吸収と消化を促すとされている。中でも必須アミノ酸と繊維が豊富で便秘治療にも役立つという。
では、どのように食べられているのだろうか。日本では毎年7月10日が「納豆の日」とされ、人気の朝食メニューとして主に生で食べられることが多い。ほかほかのご飯のほか、そば、冷やしうどんにかけて食べるなど、その食べ方もバリエーションに富んでいる。それに対しチョングッチャンは、野菜や肉などと一緒に煮込んだチゲ(鍋)として食べられることが多い。 しかし調理中に家中ににおいが充満してしまうのが問題で、記事は、におい対策としてろうそくをともしておく方法を紹介している。
この記事を受け、韓国のネットユーザーからは「この前お店でチョングッチャンを頼んだけど、あまりのにおいに全部は食べられなかった」「臭くないチョングッチャンもあるよ」「決定的な違いは菌の種類。多様な菌の効能を期待できるチョングッチャンはやはり優秀」とチョングッチャンにまつわるコメントや、「チョングッチャンは煮込むから菌の効果も減少する。韓国の医者もよく納豆を食べるらしい」「韓国もチョングッチャンを生で食べよう」「納豆は鼻水みたいで見た目が嫌」「7月10日が誕生日だけど、納豆デーだったとは…」と納豆に賛否のコメントなど、さまざまなコメントが寄せられている。
中には、「欧米人は納豆は知っていてもチョングッチャンは知らない。比べるなら徹底して比べて」と認識の違いを比較するネットユーザーもいた。(翻訳・編集/松村)
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