韓国人がノーベル文学賞有力候補に急浮上!=メディアの“執念”にネットはうんざり?村上春樹氏を推す声も

Record China    2017年10月4日(水) 20時30分

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3日、日本時間5日午後8時に発表される今年のノーベル文学賞受賞者の有力候補ランキング上位に韓国人の名が浮上したことを受け、韓国メディアがこぞって「韓国人の受賞可能性が急上昇」と報じるなど盛り上がりを見せている。写真は日本の書店。

2017年10月3日、日本時間5日午後8時に発表される今年のノーベル文学賞受賞者の有力候補ランキング上位に韓国人の名が浮上したことを受け、韓国メディアがこぞって「韓国人の受賞可能性が急上昇」と報じるなど盛り上がりを見せている。

世界最大規模のブックメーカー、英ラドブロークスが3日発表した受賞者予想で、韓国の詩人・高銀(コ・ウン)氏(84)の名が前日の10番人気から一気に4位に急上昇した。韓国メディアはこれについて、ノーベル文学賞の選考を行うスウェーデン・アカデミーが今年の受賞者発表を5日に確定したことを受けての「急上昇」と分析している。

韓国の専門家の間でも高氏受賞への期待は高まっているという。編集文化実験室のチャン・ウンス代表は「今年が高銀にとって最後かつ最高のチャンスになるかもしれない」とした上で、「韓国の民主主義を代弁するろうそく集会に積極的に参加し、民主主義を取り戻すための文章を書いたことが(高氏が受賞に近づいた)最大の理由だ」と述べた。高氏は先だって、韓国の朴槿恵(パク・クネ)前政権を追い詰めることになった市民集会を支持する詩集『千万ろうそくの海』を詩人ら60人と共同で出版した。

また出版社「ウネンナム(イチョウの木)」のイ・ジニ編集主幹は「毎年、受賞者を大陸別に案配するノーベル賞の慣行を考えると、今年はアジアか第三世界の作家が受賞する確率が高く、相対的に高銀に有利だ」と指摘した。

ラドブロークスの3日の予想ではケニア出身の作家グギ・ワ・ジオンゴ氏が1番人気、村上春樹氏は2位につけている。

韓国では複数のメディアが「今度こそ高銀がノーベル賞を?」などと見出しを打ち期待感たっぷりの記事を報じているが、意外なことに、これに同調するネットユーザーの声は見当たらない。「毎年毎年、ノーベル、ノーベル、ノーベル、本当にもうやめなよ」「こんな記事ばかり、こっちが恥ずかしくなる」「頼むから賞をください、と懇願してるみたいだ」「もう何十年も同じ話題を目にしているが…」「“ノーベル執念賞”でもできたのか?」といったコメントが並び、韓国国民も毎年この時期に起こる「空騒ぎ」にうんざりしている様子が分かる。

また「韓国人すら知らない高銀がなぜ有力候補?笑える」「どんな作品を出してるかも知らないんだが…」と、高氏の韓国国内での認知度や評判をうかがわせるコメントも。

さらに「高銀の前に(村上)春樹がいるのに、もらえるわけがないだろう」「日本の右傾化に反対した村上春樹が受賞すべきだ」と、村上氏を推すコメントも多数の共感を集めていた。(編集/吉金

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