時速420キロですれ違い実験した中国高速鉄道、専門家「研究にすぎない」―中国

BRIDGE    2017年3月15日(水) 8時50分

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中国の著名鉄道専門家は13日、国内を運行中の高速鉄道に関し、「現時点で時速引き上げが行われることはない」と発言した。写真は中国の高速鉄道。

中国の著名鉄道専門家で全国人民代表大会(全人代)代表を務める王夢恕氏は13日、国内を運行中の高速鉄道に関し、「現時点で時速引き上げが行われることはない」と発言した。

中国では2016年7月、中国が自主設計、自主開発した高速鉄道が時速420キロですれ違うという実験が実施された。相対速度は時速840キロ。この件について中国青年網の取材を受けた王氏は「このような速度は1つの研究にすぎず、現時点で応用が検討されることはない」と語り、「現在運行中の高速鉄道の設計速度は時速350キロだが、実際の場面で300キロを超えることは基本的にはない」と説明、時速引き上げが行われない理由として「安全、コスト、効率」を挙げた。

同氏によると、時速引き上げで安全上のリスク上昇、電力消費量の拡大が考えられるほか、減速により多くの時間を必要とするため全体で見ると時間短縮につながらない可能性もあるという。(提供/Bridge)

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