キム・ヨナではなく米国人選手?平昌五輪の記念コインデザインが物議=「世界が認めた選手がいるのに…」「誰のおかげで誘致できたの?」―韓国ネット

Record China    2017年3月15日(水) 11時0分

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14日、1年後に迫った韓国・平昌冬季五輪の記念コインに、韓国が誇る元フィギュアスケート選手のキム・ヨナではなく別の選手が描かれているとして物議を醸している。写真はキム・ヨナ。

2017年3月14日、1年後に迫った韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪の記念コインに、韓国が誇る元フィギュアスケート選手のキム・ヨナではなく別の選手が描かれているとして物議を醸している。韓国・中央日報などが伝えた。

韓国銀行(中央銀行)はこのほど、平昌五輪の記念コインの第2次発行分を公開した。中央に大きくキム・ヨナ選手のシットスピン(片足でしゃがんだ姿勢で回る技)姿が描かれているが、問題となっているのはその右下に小さく描かれたスパイラル(片足を腰より高い位置に上げた姿勢で滑る技)姿の女性。米国のグレイシー・ゴールド選手が2014年のロシア・ソチ冬季五輪のフリーで披露したスパイラル姿と似ていることから、一部のフィギュアファンから「米国のゴールド選手の姿をそのまま使った」という指摘が出ているのだ。

平昌五輪の記念コイン問題は今回が初めてではない。昨年9月、組織委員会が公開した第1次発行分のコインにはフィギュアスケートのデザインがなく波紋を呼んでいた。当時、朴槿恵(パク・クネ)政権が普及を進めていた「ヌルプム体操」の試演会にキム・ヨナ選手が参加しなかったことから、政府に目をつけられたのではないかという「政府の圧力説」もささやかれた。

今回の第2次発行分のデザインについて、韓国のネットユーザーは「何を考えてるんだ。世界が認めた選手が韓国にいるっていうのに…」「ゴールド選手に芸術性がないっていうわけじゃないけど、常識として理解できない」と納得がいかないというコメントや、「このデザインはいつ決まったの?これも崔順実(チェ・スンシル)の影響に違いない」「どうして1から10までこんな調子なのか…恥ずかしいったらありゃしない」「朴槿恵がしっかりやりきった仕事は一つもない」と問題の多い現状を嘆くコメント、「それよりも国内の有望な選手にしたら?キム・ヨナより安く済むのでは?」「いや、五輪は国内大会ではないのだから、五輪の舞台に立ったこともない選手をデザインに入れるのは違う。それよりも歴代のメダリストを何人か入れるとかにしたら?」と図案を提案するコメントなど、さまざまなコメントが寄せられている。

中には、「平昌五輪が誰のおかげで誘致できたのか考えてみろ。キム・ヨナ選手がいなければ誘致は無理だったはず」「こんなことをするために平昌五輪誘致を支持したわけじゃないのに…」と五輪誘致にさかのぼってのコメントを寄せるネットユーザーもいた。(翻訳・編集/松村)

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