41歳から始めたカメラ人生、64年後もなお色あせない「おばあちゃんの写真館」

フライメディア    2017年3月20日(月) 0時20分

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2017年3月13日、騰訊網によると、「桂林山水天下に甲たり」という言葉で有名な広西チワン族自治区桂林市の恭城ヤオ族自治県蓮花村に住み、親子三代を通して写真館を営む愛らしいおばあちゃんが紹介されている。

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2017年3月13日、騰訊網によると、「桂林山水天下に甲たり」という言葉で有名な広西チワン族自治区桂林市の恭城ヤオ族自治県蓮花村に住み、親子三代を通して写真館を営む愛らしいおばあちゃんが紹介されている。

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村の名物「写真館」で優しく穏やかな表情をしているおばあちゃんは李玉珍さん。村で二人しかいない百歳を迎えたご長寿でもある。村民からは親しみを込めて「容伯娘」と呼ばれている李さんは村で一番古い写真館を営む。

写真館はモノクロからカラーへ、フィルムからデジタルへと移り変わった時代を歩み、そして李さんの人生もまた写真館と共に生きてきた。李さんの百年はまさにこの撮影業界の歴史とともに刻まれてきたのだ。

李さんは、当時では珍しく女学校に通う、所謂「先進的な」女性だったので、婚期は遅く、40歳近くなってようやく友人から後に夫となる蓉松庭さんを紹介される。1953年に結婚した李さんはご主人にならいカメラの勉強を始める。

1963年、下放(青年層を地方の農村に送り出す)政策により蓮花村の総合商店で働いた李さんだったが、写真が撮れるということで、後に写真館へと異動になった。フィルムを入れて現像するまでその一つ一つの作業が深く李さんの心に刻まれている。今ではすっかり「お宝」となり、使える人が少なくなった「シーガル二眼レフカメラ」も李さんは慣れた手つきでいとも簡単に操る。

当時の戸籍制度が不十分だったため、60歳ちかくでようやく退職した李さんだったが、長女の蓉詞萍さんが李さんとともに写真館を切り盛りしていた。村で見かける古い写真はそのほとんどが李さんか長女の蓉さんにより撮影されたものである。

使っていたカメラも時代とともにシーガルの二眼レフカメラから、ニコンや富士フィルムなどのデジタルカメラへと変わっていく。変わらないのは村で愛されている写真館と李さんを慕うファン。今でも家族写真や証明写真を引退した李さんに撮影してほしいと指定してくる人がいる。

時間があると、地元の美しい山水をカメラにおさめることが多い李さん、やはり一番好きなのは家族を撮っているときだと言う。

現在、写真館は孫が継いで、まだ3歳にならないひ孫もカメラに興味を持ち始めた。「後継者がいるから安心!」と李さんも満面の笑みを浮かべる。(提供:フライメディア)

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