Record China 2017年3月18日(土) 6時40分
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中国広東省のテレビ局・広東電視台は現地の火鍋店の衛生面の実態を暴くため数カ月にわたる潜入取材を行い、15日にその結果を伝えた。
店では鍋の残り汁を大きな容器に捨てているが、閉店後に料理人が容器から油をすくい取り、翌日には鍋のスープとして加工し客に提供される。素性を隠し店に潜入した記者が「この油は昨日の残り汁?客は気づかないのか?」と問いかけると、従業員は「そうだ。昨日の残り汁で、牛の油を加えて加工する。客が気づくことはない」と答えた。
この時点ですでに驚きの実態だが、加熱し加工しているだけまだましなようで、辛さを追加してほしいと注文した客に対し、店は前の客が食べ残したスープを加工せずそのまま提供していた。
残り汁は1週間に一度交換され、その間は繰り返し客に提供される。報道では「少なく見積もって、店には1日80人が訪れるが、1週間では560人となる。その間に提供されるスープは常に容器の中からすくい取ったものだ。客が食べ残したスープには大量の微生物や細菌が含まれており、客の中に何かしらの感染病を患っている人がいたなら、他の客に感染する危険性もある。さらに、食用油を繰り返し加熱すると人体に害のある物質が生まれ、最悪がんの原因ともなる」と指摘した。
このほか、スープや油を繰り返し使用しているだけでなく、店では床やトイレ用のブラシで鍋を洗い、消毒設備も使用されていなかったという。現在、店は営業を停止し違法行為について関連部門が調査を進めている。(翻訳・編集/内山)
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