Record China 2017年3月23日(木) 16時10分
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中国のポータルサイト・今日頭条にこのほど、日本の病院について紹介する記事が掲載され、ネットユーザーからさまざまな声が挙がっている。資料写真。
中国の病院では診察をめぐり、患者と医師・病院スタッフの間のトラブルがよく報じられる。他方、日本の医療制度に対する中国人の評価は高く、日本への医療観光(メディカルツーリズム)も注目を集めている現状がある。
中国人の目に映る日本の医療の特徴、中国との違いは何なのか。このほど、中国のポータルサイト・今日頭条に、日本の病院について紹介する記事が掲載され、ネットユーザーからさまざまな声が挙がっている。
記事はまず、中国の病院との違いについて、「日本には個人による小さな診療所(病院)が数多くある」と紹介。「これらはきちんと認可を受けており、患者たちは大病でない限り、まずここで診てもらい、詳しい検査が必要な場合には、症状や見立てを記した紹介状を書いてもらって大病院に行く」と説明している。
さらに、「こうしたシステムと習慣があるため、日本では金持ちも庶民もまずは小さな病院を受診する。これにより、大病院の負担を軽くしている側面がある」と指摘。「病気やけがをしたらすぐに大病院に駆け込むことはないため、(中国に比べると)国立病院なども混雑していない」としている。
また、大病院では待ち時間に看護師が血圧などの簡単な検査を行うことで、医師による診察をスムーズにしていると指摘。中国とは異なり、病院は処方箋を発行し、薬は薬局で受け取るという「医薬分業」のため、処方された薬に間違いがないかチェックする機能もあるとしている。このほか、院内施設の快適さや病院スタッフの患者への対応の良さにも触れている。
この記事に、ネットユーザーからは、「今病院のベッドの上だが、あちこちで苦しそうな顔してため息つきながら治療費のことを話す声が聞こえる。どうやって国を愛せばいいのか」と嘆く声や、「中国の医療制度は日本より50年遅れている」「日本には『袖の下』がないからな」「医薬分業こそが良心的だ」と日本の制度をうらやむ声が聞かれた。また、「日本人は“生活”、中国人は“生存”」とその違いを表現するユーザーもいる。いずれにしても、両者の差が大きいことを実感しているようだ。(翻訳・編集/北田)
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