2008年4月2日、2日付北京商報によると、世界銀行は1日に発表した半年に1度の「東アジア経済報告」で、中国の08年のGDP（国内総生産）成長率予想を9．4％に下方修正した。2月に発表した「中国経済四半期報告」で同成長率の予想を従来の10．8％から9．6％に引き下げており、再度の下方修正となる。

【その他の写真】

世銀中国代表事務所のアナリストによると、米サブプライムローン問題を発端とする米景気減速による世界経済への影響、原材料高、国内のインフレリスクの高まりが中国経済のリスクとなっている。

ただ一方で世銀は「中国の投資、個人消費は依然として高い伸びを示しており、国内の大きな経済力が今後も中国経済を支えていく。世界経済の成長エンジンとしての中国の役割がより一層増すだろう」と報告している。（翻訳・編集/HI）