台湾観光業が苦境、欧米人の貧乏旅よりも中国人の爆買いが恋しい―台湾紙

Record China    2017年4月7日(金) 12時0分

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5日、台湾に来る中国人観光客が激減し、関連ビジネスに大打撃が生じている。とりわけ南部で影響が深刻だという。写真は墾丁。

2017年4月5日、台湾紙・旺報によると、台湾に来る中国人観光客が激減し、関連ビジネスに大打撃が生じている。とりわけ南部で影響が深刻だという。

台湾を訪れる中国人観光客は例年では3〜4月が旧正月(春節)に続くピークだが、パックツアーで訪れる観光客は前年と比べると3分の1ほどに減少、フリーツアーで訪れる人も3〜4割減っており、今後も減少傾向は続くとみられている。

観光バス会社によると、中国人観光客に代わって東南アジアや日本、韓国から来る観光客が増えてきてはいるが、旅程は3〜5日日程度で、8日間の日程で訪れていた中国人観光客がいた頃と比べると仕事はかなり減ったという。宿泊施設も同様で、土産物の売り上げも減っている。

飲食店でも売り上げは伸び悩んでいる。4月4日は清明節で、南部のリゾート地・墾丁では「墾丁スプリング音楽フェスティバル」が開催され、多くの外国人観光客が訪れたが、ある飲食店の店主は「貧乏旅行の欧米人はビールなど飲酒ばかりで、あまりもうけにならない」と明かす。

また、中国から今も台湾に来ている観光客は多くが若者で、年配のパックツアー客と比べると消費を抑える傾向が強く、「以前のような爆買いが恋しい」と話す業者もいる。(翻訳・編集/岡田)

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