Record China 2017年4月12日(水) 23時10分
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東京や大阪、京都を旅行した中国人が、各都市で感じた違いについてつづっている。
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60年前には戦争があり、30年前には一衣帯水の関係になるなど、日本と中国の関係は互いにとって悲喜こもごもだが、現在は国家レベルでは対立もありつつ、民間では行き来が盛んだ。
時計やカメラ、炊飯器、温水洗浄便座など、日本製品は中国人にとって身近な日常生活用品になった。また、アニメやゲーム、カラオケ、さらには成人向け映像も、多かれ少なかれ中国人に影響を与えている。日本を旅行することは、中国人にとって複雑な思いがある。
商店街を歩き、アーケードから出ると、外は騒がしかった。色とりどりのネオンが夜を明るくし、多くの人を照らしていた。ここでは24時間、人の波が途絶えない。ここが「道頓堀」だ。ここに来なければ、大阪に行ったとは言えない。大阪名物のたこ焼きの有名店もここ道頓堀にある。
日本人には変わったところがある。有名店では、たとえ長蛇の列になろうと黙って並ぶ。周辺の店で同じような商品を売って、味も大差ないとしても、誰もそちらには行こうとしない。道頓堀で最も有名なのは、大きな動くカニの看板だ。カニの他にも、タコやクジラなどもある。大阪の人はこういった大きな生き物をかたどった看板が好きらしい。日本の他の都市と比べると、大阪はあまり清潔ではない。ポイ捨てされたごみや空き缶はよく見かけるし、そこらに勝手にとめた自転車もある。京都から来た直後は、まるで日本ではないように感じた。
中国人にとって、大阪は明らかに相性がいい。東京ではできない値切りも、大阪の店ではたいてい応じてくれる。大阪の地下鉄では乗客は騒々しく話していて、たとえ話の内容はわからなくても、耳を傾けていると楽しくなってくる。東京では、通勤ラッシュの電車はまるで缶詰のオイルサーディンのような混雑ぶりなのに、話し声はまったく聞こえず、重苦しい雰囲気だ。
一方、京都は夢の世界のようだ。そこかしこに大昔の中国の名残が目に入ってくるし、上品で優雅な雰囲気が実感でき、夢見心地に包まれる。
大阪だけがリアルな生活を体験できる。喧噪と静寂、乱雑と整然、現実と歴史…異郷である中国から来た者にとっては、この騒々しさや乱雑さはかえって心地よく感じる。(翻訳・編集/岡田)
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