東京に戻った中国人留学生に何も指示なし? 自主的に2週間自宅待機する学生も―中国メディア

Record China    2020年2月27日(木) 8時0分

拡大

中国メディア・環球時報は24日付の記事で、新型コロナウイルスの流行に際し、主に高等教育の現場について「日本は現時点で厳格な措置をとっていない」と伝えた。資料写真。

中国メディア・環球時報は24日付の記事で、新型コロナウイルスの流行に際し、主に高等教育の現場について「日本は現時点で厳格な措置をとっていない」と伝えた。

記事はまず、「感染経路を把握できていた当初と異なり、新型コロナウイルスによる肺炎の感染状況は今や日本で深刻な段階に差しかかっている。全国各地で大型イベントの中止が呼び掛けられている状況だ」と説明。さらに、「新型コロナウイルスが、日本へ留学中、もしくは今後留学を予定している中国の学生に及ぼす影響も軽視できないものになっている」と指摘した。

続いて、立命館アジア太平洋大学(APU)がすでに今春の卒業式・入学式を中止する決定を下したことを紹介。一方で、日本の大学のおおよその現状として、「中国人留学生が多く在籍する大学は、感染状況が深刻な地域から戻った学生に対して14日間の自主隔離を求めている。全体的に見て、日本の大学は大型の活動をキャンセルしていることを除いて留学生に対する態度は比較的冷静で、今のところは大げさな措置をとっていない」と説明した。

記事はさらに、「現時点で、日本の入国管理局は中国人留学生を対象にした厳格な指示や審査を行っていない」と説明。記事によると、22日に安徽省から東京へと戻ったある中国人留学生は、帰国後の対応について指導教員から何も指示を受けなかったため、自主的に「2週間は家にこもって様子を見たい」と申し出た。教員もこれに同意したという。

このほか、都内の私立大学教授は「日本の高等教育機関は韓国と同様の問題に直面している」との見方を示したという。同教授は、日本の大学や日本語学校に入学を予定している中国人学生について、日本政府が今後、外国人の入国を拒否する対象を湖北省や浙江省から中国全土に拡大していく可能性があるとの考えから、「入学時期を遅らせたいならば、早いうちに学校側と相談して、関連する手続きを進める必要がある」と述べたという。(翻訳・編集/岩谷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携