中国の京劇代表団が日本公演=「日本の熱心な観客たちにとても感動した」―中国メディア

人民網日本語版    2017年4月18日(火) 18時50分

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中国国家京劇院の代表団は3月10日〜4月28日、日本の29都市でツアー公演を行い、計53公演を予定している。

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中国国家京劇院の代表団は3月10日〜4月28日、日本の29都市でツアー公演を行い、計53公演を予定している。中国国家京劇院の代表団は12日、東京で公演を行い、同院の副院長を務める国家一級演員の于魁智さんや同院の一団団長で、国家一級演員の李勝素さんらが、他の役者と共に「金銭豹(きんせんひょう)」、「太真外伝(たいしんがいでん)」、「鎖麟嚢(さりんのう)」の3作品を上演した。在日本中国大使館の程永華大使と汪婉夫人が48カ国の使節と共に上演作品を鑑賞した。人民網が伝えた。

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公演終了後、于さんと李さんが人民網の取材に応えた。2人は、「京劇は中国文化の神髄で、歌と踊りで物語を表現するアート。中華民族のアートの中でも最も代表的な劇で、民族の精神や民族の気骨、国に仕え、親を大事にし、他人を慈しむ精神を発揚している。代表団は文化使者として素晴らしい中国文化を伝え、両国の文化交流、両国の友好のために日本を訪問した」と説明した。

また、「日本の観客はとても熱心で、追いかけるように公演を見に来てくれる人もたくさんいる。公演終了後も、多くの観客が裏口に駆け付けて拍手で送ってくれる。また、団員60人一人ひとりにプレゼントを用意してくれている熱心な観客もいる。ほとんどが手作りで、とても感動した」という。

「代表団が公演する劇場は1700人以上収容でき、最大収容人数は2700人。ほとんど毎回満席で、大阪では4日間で8公演行い、計1万5000人を動員した。これは過去最多。日本の観客は京劇をとても愛してくれており、京劇の役者に敬意を示してくれ、代表団みんなが感動を覚えている」と語った。

さらに、「ある日本人女性は、夫が北京に出張に行った際に京劇を見て、帰国後に『必ず一緒に京劇を見に行こう』と言われたそう。しかし、夫は不幸にもガンで亡くなってしまった。その女性は、今回代表団が日本で公演するというのを聞いて、チケットを二枚買い、夫の写真を横の席に置いて鑑賞し、劇団に手紙を書いてくれた。このエピソードに劇団のみんなが感動した」とエピソードを語った。

最後に、京劇が日本でこれほど人気になっている理由に関して、「日本人は元々とても伝統的な価値観を持ち、伝統に敬意を示している。日本人は、日本の伝統文化であっても、外国の伝統文化であっても、深い敬意を示す。京劇の奥深さや芸術的特色、表現されている内容にある魅力などに、観客たちは本当に感動している。もう一つ注目すべき点は、梅蘭芳や李少春、袁世海などの大御所の名優の精神が代々受け継がれ、日本との文化交流が途切れることなく続いてきたこと。李少春が上演した『三岔口』や『鬧天宮』の映像は日本人が撮影したもの。先輩の名優たちが中国と日本、世界の文化交流、民間の友好のために、必死に努力し、たくさんのことをして良い基礎を作ってくれた」と語った。

中国国家京劇院の代表団は今回、一般財団法人・日本民主音楽協会の招きで日本を訪問して公演している。同協会は、創価学会の名誉会長・池田大作氏が1963年に創設した、日本で最も代表的な音楽文化団体の一つだ。(提供/人民網日本語版・編集KN)

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