米空母はただの脅し?トランプ政権は中国の北朝鮮抑止に期待―英メディア

Record China    2017年4月20日(木) 17時40分

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19日、英BBC(中国語電子版)は、朝鮮半島海域に派遣されるとみられていた米原子力空母カールビンソンについて「実は派遣は脅しであり、トランプ米大統領は中国が北朝鮮に圧力をかけ、問題を解決することを望んでいる」との記事を掲載した。

2017年4月19日、英BBC(中国語電子版)は、北朝鮮の平壌で15日開かれた故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日「太陽節」の式典に合わせて朝鮮半島海域に派遣されるとみられていた米原子力空母カールビンソンについて「実は派遣は脅しであり、トランプ米大統領は中国が北朝鮮に圧力をかけ、問題を解決することを望んでいる」との記事を掲載した。

英BBCのソウル駐在記者、スティーブ・エバンス氏は、米軍が今回空母が西太平洋での豪州との共同演習に参加したため朝鮮半島海域への到着が遅れたと説明したことについて「故意にだましたのか、計画の変更か、意思疎通が不十分だったのか判断が難しい」と分析した。

ホワイトハウスは最近、中国に対し「強大な隣国として中国に対し、必要な政治的、経済的圧力をかけ、核実験をやめさせるよう仕向けてほしい」と求めている。マティス米国防長官は18日、朝鮮半島の非核化に向けて米中が緊密に連携していると強調。「われわれは共通の利益がある」と付け加えた。

しかし、朝鮮半島問題の専門家は米国側の戦略に疑問を呈している。米シンクタンクのファウンデーション・ディフェンス・オブ・デモクラシーズの朝鮮問題専門家のアンソニー・ルジエロ氏は「中国は北朝鮮に十分な圧力をかけられないと思う」と主張。「中国は1年前に石炭輸送船数隻を北朝鮮から呼び戻しただけで、圧力として十分とはいえない」と指摘し、「北朝鮮をコントロールするには、中国が本当に自ら動くしかない」と話した。(翻訳・編集/大宮)

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