八牧浩行 2017年4月20日(木) 16時30分
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東京・銀座で最大の商業施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」(銀座松坂屋跡)がオープンした。服飾雑貨、飲食など241店舗が出店。ブランドショップの半数以上が旗艦店で、高級感を前面に出し、富裕層や訪日外国人客にアピールしている。写真は開店初日の模様。
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2017年4月20日、東京・銀座で最大の商業施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」(銀座松坂屋跡)がオープンした。ファッションや服飾雑貨、飲食など241店舗が出店。クリスチャン・ディオール、サンローラン、フェンディなどブランドショップの半数以上が旗艦店で、高級感を前面に出して、富裕層や訪日外国人客にアピール。土産物や観光案内などを充実させるほか、地下3階に文化交流施設として「観世能楽堂」を設置するなど日本文化を前面に押し出している。
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オープン初日の20日には、多くの人々が詰めかけ、昼前には入場まで1時間待ちの状態。中国人観光客をはじめとする外国人訪日客も目立った。
外国人観光客に対応するためのサービスも充実。建物内の1階に観光バスの乗降所を設け、隣接するツーリストサービスセンター「ターミナルギンザ」に、観光案内や外貨両替、手荷物の一時預かりなどを設置した。地下駐車場には大型バス4台が駐車できるスペースを設けた。これにより苦情が出ていた銀座中央通りでの路上駐停車が一掃される見込みだ。
地下1階の化粧品売り場はメークの相談窓口やエステサロンを充実させた。訪日外国人客の間で、高額化粧品の大量買いよりメークのアドバイスや美容体験を求める需要が広がっていることに着目。さらに屋上には商業施設で最大となる展望庭園を設置、早くも多くの観光客で賑わっている。
運営会社の大丸松坂屋百貨店の好本達也代表取締社長は「外国人客にも満足していただけるよう高級ブランドを集めた。地下には観光バスも駐車できるスペースも確保した。東京の新たな名所として巣立てた」と、外国人訪日客のパワーに期待している。(八牧浩行)
■筆者プロフィール:八牧浩行
1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。
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