2008年4月10日、9日付新華社によると、広東省統計局がこのほど発表した同省の07年の賃金統計で、1人当たりの年間平均賃金は前年比12．4％増の2万9443元だった。伸び率は前年を3ポイント上回ったが、全国平均では6．3ポイント低く、全国で下から3番目に低い数値。伸び率が全国平均を下回るのは7年連続となる。

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統計によると、同省の07年の賃金所得の合計は前年比18．3％増の2854億9900万元。1人当たりの平均賃金を業種別にみると、金融業が7万228元で最高。前年比伸び率も26．5％で最大となった。最も低いのは農林水産業の1万1897元だった。

同局によると、金融業で賃金の上昇が目立ったのは、国有銀行の株式制への改革が進み、中国銀行、工商銀行、建設銀行の三大国有銀行が上場を通じて、資本増強、経営規模を拡大したことが背景にある。（翻訳・編集/HI）