八牧浩行 2017年4月25日(火) 19時0分
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中国大使館の張梅広報担当参事官が記者会見し、朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の議長を務める中国の武大偉・朝鮮半島問題特別代表が同日来日したことについて、「日本側と朝鮮半島の問題について意見交換する」と言明した。
2017年4月25日、中国駐日大使館の張梅広報担当参事官が記者会見し、懸案の北朝鮮情勢について、「中国は国連安保理決議に基づいて、関係各国と緊密に連携している。対話と協議を通じて解決するよう希望する」と指摘。その第一歩として(1)北朝鮮がミサイル発射や核実験を停止する(2)米韓も軍事演習を停止する―の「2つの停止」を求め、話し合いのテーブルに着くべきであると呼び掛けた。
その上で、朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の議長を務める中国の武大偉・朝鮮半島問題特別代表が同日来日したことについて、「日本側と朝鮮半島の問題について意見交換する」と言明、外務省幹部らと対応策を話し合う方針であることを明らかにした。
また、4月6、7日の米中首脳会談について、「中米の発展の原則を確認し、さらに発展させることで合意した。両首脳が理解を深め合い、トランプ大統領が年内に公式訪問することになった」と指摘。貿易エネルギー、インフラ投資、文化交流のほか、外交安全保障で高レベルメカニズム協力することになったのは意義深いと強調した。(八牧浩行)
■筆者プロフィール:八牧浩行
1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。
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