韓国の“うまい店”を巡った外国人の覆面調査隊、「食べる気うせた」訳は?=韓国ネットも納得「恥ずかしい」「韓国人の僕が見ても…」

Record China    2017年9月16日(土) 16時29分

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15日、およそ5カ月後に迫った平昌冬季五輪に備え、飲食店の品質やサービスを点検すべく韓国観光公社が各地に派遣を始めた覆面調査隊「ミステリーショッパー」の現場調査の様子について、韓国・朝鮮日報が伝えた。写真はチゲなどの韓国料理。

2017年9月15日、およそ5カ月後に迫った平昌(ピョンチャン)冬季五輪に備え、飲食店の品質やサービスを点検すべく韓国観光公社が各地に派遣を始めた覆面調査隊「ミステリーショッパー」の現場調査の様子について、韓国・朝鮮日報が伝えた。

このほど発足したミステリーショッパーは、韓国人と外国人各50人の計100人で構成。外国人の訪韓への満足度を高めるため、外国人観光客が好んで訪れる全国の店400カ所を抜き打ちで訪れ評価する。

調査初日の14日、フランス人のエリックさん(31・仮名)はソウル中心部にある鶏料理の店へ。調査の結果、40あるチェック項目について「甘めにみても10点満点中3〜4点以上をつけるのは難しい」と話した。料理の味は問題なかったが、トイレが「本当に耐え難かった」というのだ。店の裏手にあるトイレは男女共用、便器の横には使用済みの紙がうずたかく積もったごみ箱があり、用を足した後に女性が待っていたのにも当惑してしまったそう。

米国人のクリスティーヌさん(29・仮名)は、同じソウル中心部の鍋料理店に向かった。土鍋で出すチゲ(鍋)が特に有名で近隣のサラリーマン客や日本人観光客が多いというが、店頭に外国語での案内はなかった。しかし何より彼女が閉口したのは、清潔からは程遠い店内だ。「店員が布巾でテーブルを拭いたけれど、とても汚くてスマートフォンを上に置けなかった」ばかりでなく、服への汁はね防止に貸し出されるエプロンはすでに何度も使われたように染みだらけ、床には客が捨てた紙くずが散らかっていたという。

ソウルの繁華街に中国料理店を訪ねた韓国人調査員2人も、「外国人の友達がこの店に行こうとしたら止める」と辛口採点。彼らが席に着いた途端、注文もしないうちにキムチチゲが運ばれてきたのだ。ネット上でこの店は「うまい店」として好評だそうだが、ランチ時の売り上げアップのため、昼時は「今日のランチ」1メニューしか提供しないという。この日のメニューはキムチチゲだったが、調査員は「チゲは酸っぱいし、おかずはこしょうのにおいがプンプンした」と話した。

この実態に、韓国のネットユーザーからは「衛生の問題は本当に深刻」「トイレの個室のごみ箱はなくした方がいい。一番不衛生だと思う」「韓国人の僕が見ても汚くて不潔な所に外国人が来るわけがない」とうなずく声が多く寄せられている。

また、ネットやテレビ番組で評判の「名店」について「韓国人はうそつきだから、うまい店というのは広告費を出して宣伝した店なんだよ」と告白するコメントや、こうした状況に「韓国人として恥ずかしい。皆さん、だまされないで」との声も。

さらには、「外国人は韓国の店で残したおかずが再利用されていることにまだ気付いてないみたいだね」と驚きの暴露をする人もいた。(翻訳・編集/吉金

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