韓国の救急隊員、人助けに行った先で逆に殴られる=「救急隊員に暴行を振るうって…、どうかしてるぞ」「罰金じゃなくて実刑にしろ」―韓国ネット

Record China    2017年4月30日(日) 18時30分

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27日、韓国・聯合ニュースによると、現場に向かった救急隊員に暴力を振るったり、緊急でもないのに緊急と虚偽申告をしたりする事案が減る気配をみせない。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真は韓国の救急車。

2017年4月27日、韓国・聯合ニュースによると、現場に向かった救急隊員に暴力を振るったり、緊急でもないのに緊急と虚偽申告をしたりする事案が減る気配をみせない。

韓国・国民安全処の「全国救急隊員暴行現況」によると、最近3年間(2014〜2016年)の飲酒者などによる救急隊員への暴行事件は528件発生しており、2014年131件、2015年198件、2016年199件と、件数も増加傾向にある。加害者のうち89.6%が飲酒者だった。この処分結果をみると、罰金が220人、懲役127人、起訴猶予32人、宣告猶予3人、裁判中91人、その他55人となっている。韓国の法律「119(緊急通報用電話番号)救助・救急に関する法律」には、救助・救急活動を妨げた場合、5年以下の懲役又は1000万ウォン(約98万円)以下の罰金に処することが明示されている。

また、非緊急事案への通報に関しても、昨年の江原道地域の救急出動の統計を見ると、救急出動の申告を受けて現場に急行したにもかかわらず、患者がいなかったケースが4574件。単純な風邪・歯痛・あざなどだったため、患者や保護者が搬送を拒否したケースが3585件あった。韓国の現行法上、緊急でない場合、申告の段階で救急出動させないことができるが、緊急かどうかの判断が容易ではなく、ほとんどの場合、救急出動させるしかないのが現状だ。

この報道に対し、韓国のネットユーザーからは「虚偽の申告をしたり、救急隊員に暴行を振るったりした場合は、罰金じゃなくて実刑にしろ」「酔って119に電話してきた場合、要求を拒否できるようにしてはどうだ」など、厳しい意見が寄せられた。

また、「救急隊員に暴行を振るうって…、どうかしてるぞ」「こんなやつがいるから、税金が無駄になるんだ」などの意見とともに、「救急隊員の処遇を改善しなければならない」「救急隊員にも警察官のように公務執行妨害罪を適用する権限を与えるべき」「救急隊員にもテーザーガン(ワイヤー針タイプのスタンガン)を支給すべき」など、救急隊員の権限強化を求める声もあった。(翻訳・編集/三田)

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