韓国の若者が「やっと手にする」外国人観光客向けの切ないバイト=韓国ネット「誰がこんな社会にしたの?」「ほかに働くところはたくさんある」

Record China    2017年5月1日(月) 10時50分

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28日、韓国・朝鮮日報は、就職難の続く韓国で増えつつある、若者の切ないアルバイトの実態を伝えた。写真はソウル・明洞で猫のかぶりもの姿でアルバイトする若者。

2017年4月28日、韓国・朝鮮日報は、就職難の続く韓国で増えつつある若者の切ないアルバイトの実態を伝えた。

外国人観光客が多く訪れるソウル・明洞(ミョンドン)通りでは、猫のかぶりものをかぶって猫カフェの宣伝をする20代前半のアルバイトや、デパートのセールを知らせる「歩く看板」の役目を担うアルバイトがいるという。その多くが、日本語や中国語、英語などで書かれた外国人観光客向けの看板だ。彼らは法律で定められた最低の時給で1日4〜6時間、宣伝ビラを配ったり、観光客を案内したりする仕事をしているそうで、大学の入学金を工面するために働いているというある若者は、「この仕事も、卒業後1カ月半待ってようやく手にした」と話している。

5月1日は労働者の日「メーデー」だが、韓国の若者の雇用は依然として厳しい。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「生活物価は米国や日本と変わらないのに、賃金は半分のレベル」「このヘル朝鮮(地獄のような韓国)は若者にとってかなり過酷」「悲しい現実。誰がこんなふうにしたの?」と厳しい現実を嘆くコメントが大半を占める中、「大企業ばかりを後押ししてきた結果」「中小企業は今も求人難にあえいでる」と大企業重視の社会の風潮を非難する声や、「社会への第一歩が大切なのに…これは心配」「工場でのバイトも多いし、あえて道端でそんなバイトしなくても働くところはたくさんある」と若者を思っての厳しい言葉も寄せられている。

一方で、楽して稼ごうとする若者が多い実態を受けて「最低賃金しかくれないところも問題だけど、適当にやって帰ろうとする悪徳バイトが多いのも事実」「高給バイトばかり探す君たちの考え方が問題」と指摘するユーザーや、「バイトする時間があったら、その分勉強して全額奨学金をもらいなよ。生活のためのバイトなら尊敬もされるだろうけど、多くは遊ぶためでしょ?」と皮肉る声も上がった。(翻訳・編集/松村)

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