日本でチベット舞台の映画「草原の河」が公開、初の海外上映―中国メディア

人民網日本語版    2017年5月9日(火) 10時0分

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青海省出身でチベット族の松太加監督がメガホンを取ったチベット語映画「草原の河」の上映が29日、東京の岩波ホールで行われた。

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青海省出身でチベット族の松太加(ソンタルジャ)監督がメガホンを取ったチベット語映画「草原の河(原題:河)」の上映が29日、東京の岩波ホールで行われた。中国のチベット語映画が海外で公開されるのはこれが初となる。中国新聞網が伝えた。

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「草原の河」は青海省海南チベット族自治州同徳県でロケが行われ、2015年に完成。同年の第65回ベルリン国際映画祭のジェネレーション部門で上映された。ソンタルジャ監督によると、「草原の河」はチベットの草原で牧畜している人々の生活を描いている。チベット族の幼い女の子のヤンチェン・ラモが主役で、その母親が妊娠し出産するまでの3つの季節を通して、祖父と父親と娘の家族3世代のそれぞれの心情を描き、それぞれの世代の「父親の愛」に対する思いの違いが浮き彫りにされる。

公開に先立ち、「草原の河」に関する情報が日本の各主流メディアでも報じられている。ソンタルジャ監督は、「現在、日本のメディアや文化界の当作品に対する注目度は上昇し続けており、上映は大成功になると思う」と話した。

ソンタルジャ監督は「産経新聞」の記者・藤井克郎さんの取材に対して、「中国のチベット族が住む地域にはたくさんの物語がある。それを映画にして、世界の人々に見てもらいたい」と語った。

同映画は岩波ホールで4月29日から6月9日まで上映されるほか、東京、大阪、名古屋、神戸、横浜、札幌、福岡など11都市の映画館約50カ所でも上映される。

ソンタルジャ監督は、「民族によって表現の仕方も異なる。映像の言語を通して人類共通の感情を表現し、他の民族や国の人にも理解してもらえる映画にしたい」とし、「チベット族が住んでいる地域に対して、多くの人は決まりきったイメージを持っており、当作品が海外で上映されることで、チベット族が住んでいる地域の本当の状況を見る人に知ってもらいたい」と話した。(提供/人民網日本語版・編集KN)

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