ドライブスルーは韓国には合わない仕組み?=外食チェーンに急増で、安全上の問題絶えず―韓国ネット

Record China    2017年5月16日(火) 0時0分

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13日、韓国メディアによると、韓国で年々ドライブスルーの店舗が増える中、安全問題への懸念が繰り返し指摘されている。写真はソウル。

2017年5月13日、韓国で年々ドライブスルーの店舗が増える中、安全問題への懸念が繰り返し指摘されている。韓国・アジア経済が伝えた。

韓国ではスターバックスコーヒーやマクドナルドなど外食業界でドライブスルーの店舗が急増しているが、韓国消費者院が調査したアンケートによると、回答者の56.6%がドライブスルー利用時に「安全問題が気になる」と答えていることが分かった。中でも、「出入りの際に通る歩道の歩行者が気になる」との回答は37.8%、「売り場周辺に車が多く、運転の邪魔になる」との回答は18.8%に上った。

また、回答者の12.0%がドライブスルー利用時に実際に事故に遭っていたことも分かった。事故対象(複数回答可)は「売り場および周辺施設」が7.0%で最も多く、次いで「車両」「歩行者」などだった。事故には至らなかったものの「事故の危険を感じたことがある」という回答者も全体の半分に近い49.2%に達しており、このうち26.2%が、利用者の安全確保に向けて「車両動線に安全管理要員の配置が必要」と答えた。

これを受け、ソウル・京畿(キョンギ)・仁川(インチョン)など首都圏のドライブスルー33カ所を調査した結果、計9カ所で駐車時にドライバーの視野が建物や塀などに遮られ、道路を通行する歩行者や車両を発見しにくいことが分かった。 特に、5カ所に関しては視野の死角を補完できる道路反射鏡も設置されていなかった。また、周辺の歩行者や他の車両に出入りを知らせる出口警報装置については、12カ所が設置しておらず、3カ所は作動していなかった。この他にも、ドライブスルーの入り口と出口が分離されていなかったり(4カ所)、ガソリンスタンドの出口に侵入しているなど(14カ所)、車両動線の重なりから交通混雑や事故の発生が懸念されている。

ネットユーザーからは「ドライブスルーは米国には適してるかもしれないけど、韓国は土地が狭過ぎて交通渋滞を引き起こすだけ」「出入り口が狭い所に無理やりドライブスルーを作ったら危ない」「狭い所はタイヤやホイールに傷が付きやすい」「ファストフード店でバイトしてた時、ドライブスルーを作った人を殴ってやりたいと思った」と危険性を指摘する声が続々と集まっている。

中には、「運転できないなら利用しないで」「ドライブスルーが不便ということは、まだ運転に慣れてないってこと。交通渋滞を引き起こす前に、デリバリーを頼むとか、バスに乗って食べに行けばいい。建物のせいにするな」と不慣れなドライバーへのコメントや、「外国のせいにする前に、韓国式に解決すべきじゃない?」「韓国の実情に合うように改善してほしい」「ドライブスルーより、駐車場に車を止めて食べる豆もやしクッパ(汁かけご飯)の方がおいしい」と韓国らしさを願うコメントも多く寄せられた。(翻訳・編集/松村)

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