2008年4月16日、中国外貨管理局が、石油メジャーの英BPの発行済み株式約1％を取得したことが明らかになった。投資額は20億米ドルに上るもよう。16日付21世紀経済報道が現地紙デイリーテレグラフの記事を引用して伝えた。

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BPの中国エリア担当は15日の21世紀経済報道の取材で、中国政府機関である外貨管理局の投資が英国政府の審査対象になるのではないかとの質問に対し、「すべては上場規則に準じる。我々はいかなる株主も歓迎する」と回答した。

中国の海外石油企業への投資を巡っては、国有の中国海洋石油総公司（CNOOC）が05年、米ユノカルの買収を試みたが、米国政界から国家の安全を脅かすとの強い反発の声が上がり、失敗に終わった経緯がある。

デイリーテレグラフによると、英国政府も中国側のBP株取得を意識しており、今後の動向を見守る姿勢を示しているという。（翻訳・編集/HI）