Record China 2017年6月15日(木) 7時10分
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14日、韓国・テレビ朝鮮はこのほど、昨年12月の改正道路交通法施行規則の施行により運転免許の取得が難しくなったその後の韓国の交通事情について伝えた。写真はソウル。
2017年6月14日、韓国・テレビ朝鮮はこのほど、昨年12月の改正道路交通法施行規則の施行により運転免許の取得が難しくなったその後の韓国の交通事情について伝えた。
技能試験が2科目から7科目に増えるなど難易度が高まった運転免許試験制度の施行からおよそ半年、以前は93%だった運転免許試験の合格率は53%に大きく下がったという。
受験生らが免許取得に苦しむ中、交通事故の削減には期待が寄せられている。実際に、免許試験が簡素化され免許取得が容易になった2011年を境に、初心運転者の交通事故率は異なっている。10年に免許を取得したドライバーの以降4年間の事故率は、年平均16.2%下がっていたが、12年に免許を取得したドライバーではその数値が年平均8.7%の下落にとどまるなど、2倍の差が生じたのだ。さらに運転4年目を比較した場合、10年の取得者は事故率が前年に比べ10%下落したのに対し、12年の取得者では逆に4%増えていた。これは、免許取得の容易さから生じた悪い運転習慣が身についてしまったことが要因とみられている。
一方、免許の発給に少なくとも4年かかるオーストラリア、初心者への罰点を通常の3倍に設定している英国など、初心者に厳しい制度を運用する「交通先進国」の自動車1万台当たりの死亡率は、韓国の半分から4分の1程度にとどまっている。
この実態を受け、韓国交通研究院のイム・ジェギョン研究委員は、「車線変更方法の順守、方向指示器など、基本的な事項さえ初心者の時期に習慣化できれば、ほとんどの交通事故を防止できる」と話している。
この報道に、韓国のネットユーザーからは「簡単な操作をしてから、50メートル直進して、ハザードをつけて停止、これが技能試験だった」「まさか本当に直進だけチェックしてたの?」とかつての技能試験の実態に言及するコメントや、「李明博(イ・ミョンバク)元大統領が試験を簡素化したから交通事故が急増した」「簡単に合格してしまうと、自分が運転上手だと勘違いして悪習慣が増える」といった指摘が寄せられている。
この他にも、「どうか試験を厳しくして!。ドライバーとして危険を感じた経験は、これまで一度や二度じゃ済まない」「合格率が30%台に下がるまでもっと難しくすべき」と求める声や、「これが当たり前。今後は意識教育も強化すべき」「今でも簡単だよ。外国のように免許取得期間を長くして、精神教育や運転マナーも教えてほしい」と実技以外の教育の強化を願うコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)
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