甘粛省チベット族居住区に国際空港建設か、新華網が報道―甘粛省甘南チベット族自治州

Record China    2008年4月17日(木) 22時30分

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4月16日、新華網の報道によると、甘粛省南部の甘南チベット族自治州で、省内のチベット族居住区として初の空港を建設する計画が浮上。3000mの滑走路を持つ国際空港建設の青写真が描かれているという。写真は同自治州夏河県。

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2008年4月16日、新華網の報道によると、甘粛省南部の甘南チベット族自治州で、省内のチベット族居住区として初の空港を建設する計画が浮上している。

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それによると、建設予定地は同自治州夏河県阿木去乎郷と牙利吉郷の中間に位置する「二郎攤」。夏河県には拉卜楞(ラブレン)寺などの大寺院があり、「第二のチベット」、「東方のバチカン」との異名も。新空港ができれば観光客の増加が期待できるという。「二郎攤」はすでに国家民航空総局の審査を通り、地形、気象条件、環境などの調査がまもなく開始されるとしている。

甘粛省発展改革委員会責任者は、新空港の青写真について「3000mの滑走路を持ち、国内線および国際線が離着陸可能な4C級空港の建設を予定」と説明している。

今年3月のチベット自治区暴動後、甘粛省内にも騒ぎが波及し、デモに参加したチベット人に多数死傷者が出たとの情報も。背景にはチベット族の漢族との経済格差に対する不満もあると見られることから、今回の空港建設構想は、中国政府が報道を通し、チベット族居住区の開発に本腰を入れる姿勢を示した、との見方もある。(翻訳・編集/岡田)

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