4月の訪日客、過去最高の257万人―5割増の韓国が国別トップに、中国は微増にとどまる

八牧浩行    2017年5月19日(金) 18時20分

拡大

19日、日本政府観光局が発表した4月の訪日外国人客は、前年同月比23.9%増の257万8900人と、単月として過去最高となった。国・地域別で特に伸びたのは韓国で、中国を抜いて国別トップに躍り出た。資料写真。

2017年5月19日、日本政府観光局が発表した4月の訪日外国人客は、前年同月比23.9%増の257万8900人と、単月として過去最高となった。これまでの過去最高は2016 年7 月の229 万6000人。1〜4月の訪日客も911万人と前年同期比で16.4%増加した。

国・地域別で特に伸びたのは韓国で前年同期比56.8%増の55万4600人。同2.7%増にとどまった中国の52万8800人を抜いてトップに躍り出た。続いて台湾41万3300人(前年同期比7.6%増)、香港20万9400人(同64.6%増)の順。

昨年は3月中だったイースター休暇が4月に移行し旅行客を押し上げたほか、継続的な訪日旅行プロモーションの効果や、航空路線の拡大、クルーズ船寄港数の増加が日旅行者数の増加を後押しした。桜をはじめ日本の春の魅力が浸透してきていることも、訪日意欲の喚起に繋がった。(八牧浩行

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携