日本の深夜の駅で見かけたまじめな駅員、日本に留学しある考えが芽生えた―中国コラム

Record China    2017年5月25日(木) 8時50分

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中国のチャットアプリ・微信(Wechat)で20日、日本の秩序に関するコラムが掲載された。中国人留学生から見た日本やその体験談が紹介されている。資料写真。

中国のチャットアプリ・微信(Wechat)で20日、日本の秩序に関するコラムが掲載され、中国人留学生から見た日本やその体験談が紹介されている。

日本に留学していた数年間で印象に残っている出来事がある。毎週末アルバイトを終え終電で寮に帰っていたが、駅員はいつも私に向かって会釈し「おやすみなさい」と声をかけてくれた。深夜で人もまばらで私にあいさつしなくても誰にも気づかれないのに、駅員はいつも所定の位置に立ち、あいさつしてくれた。

何が彼をそうさせているのか、一言で言うと日本の秩序と国民の教養だろう。日本に留学し、「一人一人が秩序を守ろうとすれば環境は改善され、調和が取れた社会になる。そして生活の質も向上する」との考えが芽生えた。

日本では至る所で秩序や規則正しさを感じることができる。路線バスが長時間停車する際は、真夏でもエンジンを切った状態で待機している。運転手にその理由を聞いたところ、「資源をむだ遣いしないよう、発車3分前までエンジンを切っている」と教えてくれた。日本では規制されていないことでも自主的に取り組む企業が少なくない。規則を明文化しなくても、人びとが自分のモラルに照らし合わせて規則通りの行動をとる。これにより規則正しい社会が形成されている。

日本にはまじめな人が多い。近道があったとしても一歩一歩地に足をつけて前進している。利益の面では中国人は日本人よりも速いスピードで進んでいるのかもしれない。しかし、中国人が利益を第一に考え急速に前進している一方で、日本人は技術を磨き力をつけ基礎を固めている。日本人は目先の利益ではなく、将来を見据えて行動しているのだ。(翻訳・編集/内山)

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