Record China 2017年5月24日(水) 16時40分
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22日、韓国・イーデイリーなどによると、韓国文化財庁の羅善華庁長の服装をめぐり「TPOをわきまえていない」との批判が出ている。資料写真。
2017年5月22日、韓国・イーデイリーなどによると、韓国文化財庁の羅善華(ナ・ソナ)庁長の服装をめぐり「TPOをわきまえていない」との批判が出ている。
ファン・ピョンウ韓国文化遺産政策研究所長は21日、自身のフェイスブックに「嘆かわしく、無知で、国の格を落とす文化財庁長」とのタイトルの下、5枚の写真を掲載した。写真は15日、朝鮮時代の王・世宗(セジョン)大王陵で行われた「世宗大王崇慕祭」での様子を収めたもので、白のパンツスーツに黒色のサンダル姿の羅庁長がマイクを握りあいさつの言葉などを述べている。
これについてファン氏は「崇慕祭のような厳格な礼を重んじる儀式に、羅庁長はサンダルを履いて現れた」と指摘、サンダル履きで大統領の代理として陵に献花し、国を代表し言葉を述べた羅庁長の行為は「国の格を落とし、世宗大王に対する追慕の意思を侮辱するもの」と批判した。
韓国の女性公人の服装をめぐる騒動は、この直後にも別の場所で起こっている。18日、多数の民間人が犠牲になった光州事件の37周年記念式典に、李彦周(イ・オンジュ)議員が白色に黒のストライプのジャケット姿で出席、また前日の犠牲者墓地訪問時は白色のジャケットに同色のストールを身に着け注目を浴びた。同式典には文在寅(ムン・ジェイン)大統領ほか国会議員や犠牲者遺族らが多数出席したが、いずれも喪服かそれに準ずる服装だった。
相次ぐ騒動に韓国のネットユーザーが数多くのコメントを寄せているが、「問題ないと思う」「はだしにスリッパを突っ掛けて行ったわけでもないんだし」「ちゃんとストッキングを履いてるみたいだけど?」「じゃあ韓服(チマチョゴリなど韓国の伝統衣装)にそれ用の靴でも履けということ?」など、サンダル履きを擁護する声が目立つ。
また、「服装のことで大騒ぎすること自体が旧態依然」「こんな批判は言い掛かりだ」「これだから世の中が発展しないんだよ」「普段から別に礼儀が守られてる国じゃないでしょ。時代は変わった」といった指摘も。
羅庁長や李議員について「あきれた」「本当に無能なんだね」「常識がない」「サンダルで法事なんかに行ったら、大人に呼び出されて注意されるものだよ」と厳しい批判もあったが、少数派にとどまっているようだ。(翻訳・編集/吉金)
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