2017年8月15日、韓国は日本統治からの解放を祝う記念日「光復節」を迎え、芸能界でも愛国を呼び掛けるスターたちの行動が話題になっているが、そうした中、男性アイドルグループ「NU’EST（ニューイースト）」メンバーによる2年前の愛国行動が明らかになり称賛の声が相次いでいる。

NU’ESTのメンバー・ベクホは2015年の8月15日、ファンクラブのサイトに「今日が光復節だってこと、みんな知ってるよね？。国のために独立を叫ばれた方々に心から感謝し、厳かな気持ちになる日」と掲載した。さらに、「今日のことを忘れずに、太極旗（韓国国旗）をきっと掲揚してくれたらいいな。（僕と）同じ所にはいないけど、太極旗を掲げるその瞬間は同じ気持ちだと思う」と付け加えた。

これを見たファンが太極旗を掲揚した証拠写真を掲載すると、ベクホは「僕が君にあげられるのはこれしかない」という書き込みを添えて、ファンにかき氷（のクーポン）をプレゼントした。その後もファンからは証拠写真が続々と寄せられたそうで、ベクホは「今年は光復70周年と非常に意義深く、ファンと大切な時間を一緒に過ごしたかった」とプレゼントの理由を説明、「僕の素直な感情や考えに同感を示し、応援してくれるファンの皆さんがいるということがとても幸せ。おいしく召し上がれ、僕たちのファン」と続けた。

この心温まるエピソードに、韓国の20代女性を中心としたネットユーザーから2000を超えるコメントが集まり、「感動」「顔がいいだけだと思ってたけど、歌もいいし、それに性格までいいなんて！」「常識あるアイドルに認定」「魅力がハンパない」など称賛の嵐が巻き起こっている。また2年もたってから話題になったことについて「無名に近い時代のファンクラブ内での出来事だから、より誠実さが感じられる」などのコメントも寄せられた。

中には「今になってベクホを知った私が憎らしい」というユーザーもおり、今回の報道により新たなファンも獲得しているようだ。

NU’ESTは12年にデビューしたアロン、JR、ベクホ、ミンヒョン、レンからなる5人組の男性アイドルグループで、日本では14年にデビュー。昨年1月にはメンバーらが主演した日本映画「知らない、ふたり」（今泉力哉監督）が公開されている。（翻訳・編集/松村）