山あいの学校で38年間教鞭をとり続ける教師―中国

人民網日本語版    2017年6月2日(金) 16時10分

拡大

甘粛省隴南市康県高石教学点(元高石小学校)では 1人の教師が5人の生徒に授業をしている。

(1 / 9 枚)

甘粛省隴南市康県高石教学点(元高石小学校)では 1人の教師が5人の生徒に授業をしている。校長兼教員の李占栄さんは1979年3月から現在まで、40年近くここ高石小学校で教鞭をとり、高石小学校の移り変わりを見てきた。新華網が伝えた。

その他の写真

1980年代、同校は教員3人、生徒数70人以上と、教員も生徒数も最も多い時期だった。その後は徐々に人数が減り、1990年代末には、教員が李さん1人と生徒も40人あまりとなった。2012年、高石小学校は正式な小学校ではない「教学点」となった。

李さんは、「このような山の中では、余裕がある家庭は、子供を村の中心小学校に通わせるが、貧困家庭の子供はこのような教学点で学ぶしかない。子供を村の学校に通わせている家庭でも、家賃や家庭教師など、家庭の支出が増加し、経済的負担が増大している」と話す。

2016年10月現在、同市には945カ所の「教学点」があり、生徒数が10人未満の「教学点」が618カ所となっている。(提供/人民網日本語版・編集/TK)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携