中国が高く評価する日本のロボット分野、日系企業が上海で「青少年ロボット大会」

Record China    2017年5月29日(月) 20時40分

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14日、ヒューマンホールディングス株式会社の子会社が復旦大学で「第1回AIVヒューマン国際青少年ロボット大会」を開催した。

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2017年5月14日、ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、教育コンサルティング事業を行う修曼(上海)商務諮詢有限公司は復旦大学(中国・上海市)にて上海中科智谷人工智能工業研究院(AIV)と共同で、「第1回AIVヒューマン国際青少年ロボット大会」を開催した。

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この大会は、中国で約20教室、400人の子どもが学ぶ「ヒューマンアカデミー ロボット教室」の生徒たちが、日ごろの学習成果の発表する場であるほか、同世代の生徒たちと互いの知識やアイデアを共有しながら交流を深めることを目的としている。ロボット製作の楽しさに触れ、興味をもって科学を学ぼうとする子どもたちを増やすことで、次世代のAIやロボット産業をけん引していく人材の発掘と育成を目指す。

当日は、約600人の来場者が見守る中、予選を勝ち抜いた27人が自ら設計・製作したロボットを舞台上で紹介した。初級コースの部で優勝した盧昊(ルー・ハオ)さんのロボット「沼沢蟹(沼のカニ)」は、1つのモーターでたくさんの手と足を動かして、生き物のようなユニークな動きを実現した。中級コースの部では、タッチセンサーを使い、荷物を載せると動き出すロボット「先鋒号搬運(先進的な運搬機)」を製作した瀋方●(シェン・ファンシン、●は2つ横に並んだ金の上に金)さんが優勝した。優勝者は中国代表として8月26日に東京大学で行われる「第7回ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会」への出場権が与えられる。

審査委員長を務めたロボットクリエーターの高橋智隆氏は、「創意工夫を凝らしたロボットを発表する姿に、子どもたちのロボット人気は万国共通なのだとあらためて感じました。また、人工知能分野で先行する中国ですが、日本のロボット分野を高く評価し、ヒューマンアカデミーロボット教室に大変期待されているようです」とコメントした。

「ヒューマンアカデミー ロボット教室」は、高橋智隆氏をアドバイザーに迎え、2009年6月にスタート。全国にフランチャイズ教室を展開し、教室数は1000教室以上、在籍生徒は1万5000人を超える日本最大級のロボット教室。2016年11月から中国での展開を開始しており、今後はインドやアラブ首長国連邦(UAE)などでの展開も予定している。(編集/内山)

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