Record China 2017年6月1日(木) 13時50分
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サッカーのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)浦和レッズ対済州ユナイテッド(韓国)の試合の乱闘騒ぎが、中国でも注目されている。
31日の試合(第2戦)では、第1戦を0−2で落としていた浦和が序盤から攻勢に出る。前半のうちにFW興梠慎三と李忠成のゴールで2−0とすると、延長後半にDF森脇良太のゴールで勝ち越し、2戦合計3−2でベスト8進出を決めた。
ところが、この試合では済州のチョ・ヨンヒョンがラフプレーで2枚目のイエローカードを受けて退場になったほか、試合終了間際には小競り合いに飛び出してきて浦和の阿部勇樹に肘打ちを見舞った控えのペク・ドンギュが、試合終了後に再び起きた混乱ではクォン・スンヒョンが、それぞれレッドカードを提示され、退場処分となった。済州のチョ・スンファン監督は「レッズ側からわれわれを刺激する行為があった」と主張し、「敗者のマナーも必要だが、勝者のマナーも必要」と苦言を呈した。
この騒動はACL参加国の中国でも注目を集め、中国のスポーツメディアのほか、人民網や環球網といった主流メディアも取り上げている。主流メディアでは客観的に事態を伝えるところが多いが、中国のポータルサイト・今日頭条などで発信する多くの自メディア(個人や小規模のメディア)は、「恥ずかしすぎる」「暴力で腹いせ」「済州は試合に負け、人としても負けた」など、済州側を批判する論調が大半を占めている。
また、試合後に浦和の柏木陽介が、うなだれる済州の選手を慰めていたシーンを取り上げ、「どうしてこれほどまでに差が大きいのか。浦和の選手は相手を慰めたのに、済州の選手は狂ったように相手を追い回し殴る」と伝えるところもあった。
中国のネットの論調も、「本当に韓国は負けを認めない国だ」「中国サッカーより恥ずかしいのでは?」「韓国はスポーツでは昔からこう」など、大半が済州側を非難するものだ。また、「日本のホームスタジアムで日本の選手を追い回すとは…本当に恐れ入る」といった声や、「良い。これぞ韓国」と皮肉る声も。このほかにも、「日本のサポーターは優しすぎる。もし中国なら韓国選手を絶対にスタジアムから出さない」といった意見や、「日本の選手の対応は賢明だった」「浦和はよく我慢した」とたたえる声も寄せられている。
なお、この件についてはアジアサッカー連盟(AFC)が調査を行うとしている。(編集/北田)
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