中国外交トップの来日、日中関係改善へ「非常に重要な一歩となった」=朝鮮半島非核化へ早期の米朝対話が必要―中国駐日参事官

八牧浩行    2017年6月2日(金) 7時50分

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1日、中国駐日大使館の張梅広報担当参事官が記者会見し、中国の楊潔チ国務委員が来日して安倍晋三首相や岸田文雄外相、谷内正太郎国家安全保障局長らと会談したことについて、「日中関係改善へ非常に重要な一歩となった」と評価した。写真は同日の会見。

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2017年6月1日、中国駐日大使館の張梅広報担当参事官が記者会見し、中国外交トップの楊潔●(竹かんむりの下にがんだれと「虎」)国務委員(副首相級)が来日して安倍晋三首相や岸田文雄外相、谷内正太郎国家安全保障局長らと会談したことについて、「今年は国交正常化45周年の記念すべき年であり、非常に重要な一歩となった」と評価。「(首脳会談など)日中双方の高レベルの会談が頻繁に開催されるよう期待したい」と述べた。

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また懸案の北朝鮮のミサイル発射問題について、「中国は国連安保理常任理事国として決議に基づいて、関係各国と緊密に連携している」と指摘。「地域の安定と平和を維持するために、一刻も早く対話と協議を通じて解決するよう希望する」と強調した。その第一歩として(1)北朝鮮がミサイル発射や核実験を停止する(2)米韓も軍事演習を停止する―「ダブルストップ(2つの停止)」を求め、米国と北朝鮮と双方が話し合いのテーブルに着くべきだと呼び掛けた。(八牧浩行) 

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

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