<点描・北京五輪>朝倉浩之の眼・中国は弱気?五輪サッカーの組み合わせ決定

Record China    2008年4月22日(火) 16時18分

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会場に大きなどよめきが起こった。北京五輪サッカーの組み合わせ抽選会。男子は、ホスト国の中国がいるC組の中に最後に入ってきたのがブラジルだった。写真は中国男子五輪代表のトレーニングキャンプ。

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中国は弱気?五輪サッカーの組み合わせ決定

会場に大きなどよめきが起こった。

北京五輪サッカーの組み合わせ抽選会。男子は、ホスト国の中国がいるC組の中に最後に入ってきたのがブラジルだった。

20日、北京市内のホテルで北京五輪のサッカー競技の組み合わせ抽選が行われた。

男子はニュージーランド、ブラジル、ベルギーと同組のC組。7日にニュージーランド戦(瀋陽)、10日にベルギー戦(瀋陽)、13日にブラジル戦(秦皇島)を戦うことになる。

また女子はスウェーデン、アルゼンチン、カナダと同組のE組となった。

組み合わせ抽選後に行われた記者会見には、サッカー協会関係者とこのほど就任した女子代表の監督が出席。商瑞華監督は「まだチームを見始めてから時間がたっていないが、非常に若いチームという印象。短時間でレベルアップしていけるよう頑張りたい。重要なのは団結力」と語り、チーム内の内紛によって監督更迭という事態に陥ったチーム状況の改善を第一に掲げた。

またサッカー協会の南勇副主席は「男子は決勝リーグに残ることは困難な挑戦」と厳しい見方を示したものの、「ホスト国として、決勝リーグに残ることは責任」と、改めて決意を語った。

記者会見での彼らの表情は一様に硬かった。そして「決勝リーグに残るのは、非常に困難な挑戦」と率直に記者団に語った。確かに男子は、これまでの成績から考えれば、相手がどこになろうとも、非常に厳しい状況であるのは事実だ。

だが、ホスト国として決勝リーグ入りを最低限の目標に、これまで、かなりの強化を続けてきた。どのような組に入ろうと、『強敵』ばかりなのは当然。今、この時期、『弱気発言』は禁句だろう。

同組で、全く及びそうにないのはブラジルのみ。あとは、今後の研究によって、十分対等にやれる対戦相手である。現在、男子代表はヨーロッパ合宿中。相手と日程も決まり、いよいよ中国サッカーの正念場が刻一刻と近づいてきた。

<注:この文章は筆者の承諾を得て個人ブログから転載したものです>

■筆者プロフィール:朝倉浩之

奈良県出身。同志社大学卒業後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ・ニュース・ドキュメンタリー等の制作・取材に関わる。現在は中国にわたり、中国スポーツの取材、執筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中国国際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。

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