海外に出掛けると中国は本当に強くなったのだということを実感する。中国人の海外旅行中のマナー違反は何度も報じられているが、メード・イン・チャイナの国際的地位や中国人の購買力は疑う余地がない。平和な時代に生き、豊かさで満ち足りるようになると、今度はより高いレベルで精神的に満たされることを追い求めるようになる。祖国が私たちの強いバックグラウンドになったということだ。日本人から「Are you Chinese?」と言われれば、私は自信たっぷりに「中国人です」と言う。祖国の強さがそう言わせてくれる。
グローバル化した経済や市場にあっては、優れた部分を学び取って不要な部分を捨て去り、長所を見習って短所を補うようにすれば、祖国の将来はさらに素晴らしいものになるはずだ。強い祖国が私に海外に行って視野を広げる機会を与えてくれていると感謝し、母の支えで旅行できるのだと感謝し、旅の間のできごとすべてが私のこの旅行を素晴らしいものにしてくれるのだと感謝する。これで旅が終わったわけではなく、ここが始まりなのだ。日本を離れる際、日本人のようにおじぎをした。「さようなら」ではなく、「See you again」と思いつつ。(翻訳・編集/岡田)
この記事のコメントを見る