2017年6月13日（現地時間）、ロシアワールドカップ（W杯）アジア最終予選A組の韓国対カタール戦がカタール・ドーハで行われ、韓国が2−3で敗れた。

この結果、韓国は同組2位を維持したものの、グループ最下位だったカタールに対する敗戦は韓国のみならず海外メディアも「衝撃的」と報じる「まさか」の出来事だった。一夜明けた14日、韓国のニュースポータルサイトのアクセスランキング上位には、試合での反省点やシュティーリケ監督の責任問題を論じる記事が並び、「『ドーハの惨事』に遭ったシュティーリケ監督」「崖っぷちの韓国サッカー」「9大会連続のW杯出場に赤信号」といった見出しが躍った。

中でも、韓国の敗北に対する日本の反応を伝える記事が注目を集めている。サッカー専門メディア・スポータルコリアは、日本のサッカー専門メディアが「（13日の試合で）日本がイラクと1−1で引き分け、残る試合が難しくなったのと同様、韓国も似たような状況に置かれた」として残る2試合の見通しを解説し、「このままでは韓国はA組4位で予選脱落の可能性もある」として韓国のピンチに注目したと報じた。

この記事には韓国のネットユーザーから1000件に迫る反響が寄せられ、コメント欄では「まさに国際的な恥だ」「日本人が僕らのサッカーの心配をするなんて、恥ずかし過ぎる」「日本にばかにされるとは。あー、頭に来る」「日本も他人の話をしてる場合じゃないと思うが、一方で、日本人にまで笑われるほど韓国サッカーが散々な負け方をしたことは認める」などの声が多数の共感を集めている。

また、「みっともなくて顔も上げられない。監督を更迭しろと日本に言われる前に、早く更迭してくれ」「日本の指摘は当たってる。戦術も戦略もメンタルもめちゃくちゃ、0点だよ」「日本メディアの指摘が現実になるかもしれない」といった指摘もあった。

また、予選B組で首位を維持しながらも、厳しい2試合を残す日本について「ロシア行きに黄信号がともったか」とした中央日報の記事には、「他人事じゃない」「日本が黄色なら韓国は赤信号ですが？」「脱落ピンチの国がグループ首位のチームを心配してる」などのコメントが寄せられた。（編集/吉金）