日本の建築現場で目撃した衝撃的な光景、中国人ならではの目線から見た日本の優れた点―中国メディア

Record China    2017年6月16日(金) 7時50分

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中国のビジネス情報サイト・慧聡網は14日、「日本の建築現場を視察、中国の技術者が仰天」と題し、中国の建築関係の技術者の目線から見た日本の建築分野の優れた点を紹介した。資料写真。

中国のビジネス情報サイト・慧聡網は14日、「日本の建築現場を視察、中国の技術者が驚愕」と題し、中国の建築関係の技術者の目線から見た日本の建築分野の優れた点を紹介した。

日本の建築の作業フローは中国と異なっている。中国のように現場に大勢の人員を投入するのではなく、工場であらかじめパーツを作り、それを現場に搬送し積み木のように組み立てている。

ビルを建造する際にはほこりが散らばらないよう、作業の進展に合わせ建築物をシートのようなもので覆い隠している。これなら建築現場でPM2.5(微小粒子状物質)が発生する心配はなさそうだ。水道の配管ではところどころに透明の管が使用されていた。これは万が一配管につまりが起きた際にどこで問題が起きているのかすぐに確認できるようにとの工夫という

特筆すべきは日本の接着剤の水準の高さだ。建築現場では接着剤を使用する場面をよく見かけ、日本の接着剤は非常に優れている。以前中国の技術者が日本の企業に対し接着剤を譲ってほしいとお願いしたが、「プレゼントしてもいいが、税関で没収されるだろう」との返答があったという。それだけ日本の接着剤は機密事項だということだろう。

日本の建設現場では安全措置も徹底している。ヘルメット、安全靴の着用はもちろんの事、大掛かりな現場では人員の安全を考慮し自由に行き来できるエリアが決められている場合もある。さらに喫煙場所を指定したり、定期的に作業員に安全意識の教育を行ったりとまさに「安全第一」を徹底している。このほか、建築現場で出たごみも分別して整理している。生活ごみの分別すら完璧にできない中国にとっては衝撃的な光景だ。

こうした特徴をまとめ、記事では日本の建築は「効率がよく、環境や安全の意識が行き届いている」と評価した。(翻訳・編集/内山)

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