中国で最も恐ろしいのは「信用不良」=鉄道・航空機乗れず、子どもの進学にも影響―韓国紙

Record China    2018年8月15日(水) 1時20分

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13日、韓国紙・中央日報はこのほど、「中国で最も恐ろしい身分は『信用不良者』だ」とする記事を掲載した。資料写真。

2018年8月13日、米華字メディアの多維新聞によると、韓国紙・中央日報はこのほど、「中国で最も恐ろしい身分は『信用不良者』だ」とする記事を掲載した。以下はその概要。

中国は2020年を目標を信用社会の建設にまい進している。中国政府が14年に発表した「社会信用システム建設計画概要(14~20年)」では、「社会信用は、社会主義市場経済と社会管理システムにおける需要な構成要素」「信用優良者を奨励し、信用不良者を厳しく管理し、社会の誠実意識と信用レベルを高める」としている。「概要」には、政務、商務、社会、司法の4分野で信用システムの構築を進めていく方針が盛り込まれている。

中国の信用社会の建設方法は「アメとムチ」だ。信用不良者は、ブラックリストに掲載され、航空機や高速鉄道の利用が禁止されるほか、子どもの進学にも影響が及ぶなど、169の罰則がある。一方、信用優良者はレッドリストに載り特別待遇を受けられる。

人権団体ヒューマンライツウォッチの中国担当・王松蓮氏は「中国政府は、買い物の習慣から言論、ネット上への書き込みまで、市民のすべての行為に点数を付け、欠点のない社会の構築を目指している」と指摘する。

米紙ニューヨーク・タイムズは、中国のこうした取り組みについて「監視を強化するため、法律法規を通じて巨大な監獄を建てた」と表現している。

これに対しては別の意見もあり、ソウル大学国際大学院のジョン・ジョンホ教授は「社会信用システムは、新型都市化政策と結合して国内市場と中間層を拡大しようとする社会管理システムの革新における一つの過程」と評価している。(翻訳・編集/柳川)

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