Record China 2017年7月2日(日) 5時40分
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29日、中華網に「日本の高齢者はどのような生活を送っているのか?」と題する文章が掲載された。資料写真。
2017年6月29日、中華網に「日本の高齢者はどのような生活を送っているのか?」と題する文章が掲載された。
筆者は冒頭で「日本は高齢化レベルが世界で最も深刻な国だ」と述べ、「日本の“うば捨て山”」と題した部分ではあるレポートを引用する形で「高齢の親を老人ホームに入所させることは気が引けるが、家で面倒を見ると憎しみが生じる」と説明、現代の日本で病院が“うば捨て山”になっていると指摘する。文章では「入院した親が回復しても子どもたちは退院手続きに消極的」とつづり、このようなケースが存在するのは日本の法律制度と関係があると主張。国民皆保険や年金制度、介護保険を取り上げて「社会福祉制度の完備は人々に安心できる環境を与えるが、東アジアの家族観に強烈な衝撃を与えた」との認識を示す。
筆者はさらに、日本の親には「子どもに迷惑をかけたくない」という考えがあり、若い世代が経済面で親に定期的な援助を行う例はとても少ないとも説明し、「日本には家庭の責任を負いたくないだけでなく、社会的責任を引き受けることを理解しない人が増えた」。「国民年金法」「老人福祉法」「高齢者の医療の確保に関する法律」が高齢者福祉に関する法律体系の三つの柱となっていることや、公的年金制度について説明した上で「要件を満たせば65歳から年金が支給される。基本的な生活レベルは保障されるはずだが…」と介護施設の利用料負担の問題や高齢者の貧困問題を取り上げている。
筆者はまた、「日本人は中国の儒教の影響を受けており、多くの高齢者が家で過ごすことを望んでいる」と語り、老人ホーム入所に消極的な背景にはこの伝統的な考え方があるからだと指摘。この他の要因として老人ホームでの虐待や職員の賃金問題、希薄になった家族観の感情などを挙げた。(翻訳・編集/野谷)
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