Record China 2018年5月27日(日) 9時10分
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26日、海外網は、台湾と断交する国が増えている中、蔡英文総統は外交部長の働きを称賛したと伝えた。写真は総統府の模型。
2018年5月26日、海外網は、台湾と断交する国が増えている中、蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は外交部長の働きを称賛したと伝えた。
記事は、24日にアフリカのブルキナファソが台湾と断交すると発表したことに触れ、25日には台湾から強い反発の声が出たと紹介。「蔡英文総統は、中国は横暴にも現状を変更させているほか、台湾を国際組織から外し、台湾の友好国に断交を迫り、外国の企業に対し台湾の名称を変えさせようとしていると、中国を強く非難した」と伝えた。
記事によると、「台湾当局は攻撃の矛先を中国に向けているだけでなく、ブルキナファソの状況についてずっと把握していたことを強調している」のだという。記事は「これはつまり、自分たちは仕事をきちんとしていることをアピールしているのだ」と分析した。
しかし、台湾メディアの中国時報は、台湾が完全に蚊帳の外に置かれていたと指摘。24日の断交事件のわずか2日前に、呉●燮(●は金へんにりっとう)(ウー・ジャオシエ)外交部長は、「友好国に赤信号はともっていない」と明言していたと伝えた。
また、ブルキナファソが断交を発表するわずか数時間前に、蔡総統は総統府の陳菊(チェン・ジュー)秘書長と一緒にSNS上で、ライチの「玉荷包」の宣伝をしていたため、台湾のネットユーザーから「一方ではライチを売って、一方では断交された」などの声が出ていたと伝えた。
記事は中国時報の報道を引用し、「ブルキナファソのメディアは、これまで政府に中国と国交を結ぶよう要求しており、そのメリットについて列挙していたため、断交は分かっていたことだった。しかし、蔡当局は上から下まで警戒心に乏しかった」と指摘した。
このため、呉外交部長は辞任を申し出ていたが、25日になってこれを撤回。母校での講演で「私は今でも部長だ。なぜなら蔡英文はこれまでの外交についてよくやっていると考えており、辞職する必要はなく、引き続き外交のために努力するようにと言ったからだ」と語ったという。
しかし、台湾のネットユーザーからは「こんなにも断交が続いているのに、まだよくやっているというのか?これを厚顔無恥と言わずに何が厚顔無恥なのだ?」との非難の声が出ていると記事は伝えた。(翻訳・編集/山中)
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