返還から20年の香港、どうして相変わらず日本車だらけなのか―中国メディア

Record China    2017年7月3日(月) 15時20分

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2日、中国のポータルサイト・今日頭条は、中国に返還されて20年が経過した香港において、依然として街に日本車があふれている理由について考察した記事を掲載した。

2017年7月2日、中国のポータルサイト・今日頭条は、中国に返還されて20年が経過した香港において、依然として街に日本車があふれている理由について考察した記事を掲載した。

7月1日は香港の中国返還20周年記念日だった。記事によると、20年という長い時間が経過したにもかかわらず、香港の街には返還前と同じように日本車が多く走り続けており、特にタクシーでは依然としてトヨタ・クラウンが幅を利かせているという。

記事はその理由について三つの点から解説している。まずは、香港の地形の問題だ。「香港は山が多い街で、市街地には傾斜のきつい坂がたくさんある。このため、自動車の動力や燃費に対する要求が高いのだ。また、市街地では信号による停止や交差点の右左折が多くスピードが出せず、衝突事故が起きてもダメージが軽微であるため、ドイツや米国の自動車のような頑丈さが求められていない」と説明した。

2点目は維持費の高さだ。香港のガソリンは質が高い一方でリッター約15香港ドル(約215円)と高価であることから、消費者は燃費のいい車を求めるという。また、人件費が高いために修理コストも高くつき、故障が少なく維持費が押さえられる日本車が好まれているとのことだ。

3点目は、クラウンが香港のニーズにマッチしており、消費者から愛されていることを挙げた。「クラウンは駆動力、快適さ、信頼できる品質で多くの消費者から愛されている。加速性能の高さや、燃費の良さが、香港のニーズに間違いなく合っているのだ」としている。(翻訳・編集/川尻

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