人民網日本語版 2017年7月7日(金) 9時40分
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外交部(外務省)の耿爽報道官は5日に行われた定例記者会見で、「中国側は、インドが国境を越えて中国に侵入した国境防衛部隊をただちに国境のインド側まで撤退させるべきだ」と重ねて表明。
外交部(外務省)の耿爽報道官は5日に行われた定例記者会見で、「中国側は、インドが国境を越えて中国に侵入した国境防衛部隊をただちに国境のインド側まで撤退させるべきだ」と重ねて表明。「これは目下の事件を解決するための前提であり基礎であり、より深刻な事態の発生を防ぎ、より深刻な結果が生じるのを防ぐためだ」と述べた。
【記者】最近、インドメディアが伝えたところによると、インド陸軍の報道官が声明を発表し、今回の対峙は中国とインドが1962年以降対峙してきた中で、決して一番長い対峙という訳ではなく、両国両軍の関係は非常によく管理されているとの見方を示した。また先月にはインドのモディ首相が、中印両国に国境問題はあるが、40年にわたり1発の銃弾も発射されていないと述べた。中国はこれをどうみるか。今回の事件が中印関係に深刻な影響を与えるか。
【耿報道官】インド側の動きに対して、指摘しておきたいことは、国境問題の解決は中印両国の根本的な利益に合致するものであり、双方が常に実現に向けて努力してきた戦略的目標でもある。実際、中国とインドの間ではずっと国境問題の特別代表会談メカニズムを通じた国境問題の解決方法が模索されてきたと同時に、共同で措置を執り、国境地域の平和と安定を維持してきた。
今回の事件に対し、中国は外交や国境防衛の会談ルートを通じてインド側に厳正な交渉を申し入れてきた。現在、インド軍はまだ中国の領土に駐留しており、事態はいまだ解決されていない。中国は、インドが国境を越えて中国に侵入した国境防衛部隊をただちに国境のインド側まで撤退させるべきだと重ねて表明。これは目下の事件を解決するための前提であり基礎であり、より深刻な事態の発生を防ぎ、より深刻な結果が生じるのを防ぐためだ。
インドはこれまでたびたび中印関係を非常に重視する、双方の共同の利益を拡大し、溝を適切に処理したいと述べてきた。中国はインドに対し、国境を越えて中国に侵入した国境防衛部隊をただちに国境のインド側まで撤退させ、実際の行動によって過ちを是正し、両国の国境問題の解決に対する誠意を示し、中印関係の発展に対する誠意を示し、両国関係の正常な発展に向けて必要な環境と前提を作り出すことを要求する。(編集KS)
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