<中華経済>08年1−3月の人民元建て預金、72%増―香港

Record China    2008年4月30日(水) 6時14分

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29日、香港金融管理局(HKMA)の任志剛(ジョセフ・ヤム)総裁はこのほど開かれた立法会財経事務委員会で、香港での08年1−3月の人民元建て預金額が前年同期比72%増の756億元になったと発表した。

2008年4月29日、28日付香港・経済通によると、香港金融管理局(HKMA)の任志剛(ジョセフ・ヤム)総裁はこのほど開かれた立法会財経事務委員会で、香港での08年1−3月の人民元建て預金額が前年同期比72%増の756億元になったと発表した。人民元の先高感を受けて、人民元による預金の増加が浮き彫りとなった。

ただし、任総裁によると、人民元建て預金は香港銀行業の預金額でみると1.1%、香港ドル建ての2.2%と全体に占める割合は依然低い。1人当たりの兌換が1日2万元までと一定の制限があることから、香港ドルの為替レートに大きな影響を与えることはないとみられる。

任総裁はまた、中国本土で人民元口座を開く香港市民が増えているが、預金は香港と深センの支店間を行き来するのみにとどまるほか、本土での預金の増加幅も小さいため、中国の金融体系に影響を与えることもないと指摘した。(翻訳・編集/KS)

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