「外国人排斥の気運高まる」、豪州メディアが報道―北京市

Record China    2008年5月1日(木) 14時48分

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29日、シドニーモーニングヘラルド紙によれば、北京では外国人に対する中国人の態度が悪化してきている。海外での聖火リレーに対する反対運動を境に、外国人排斥の気運が高まっているという。写真は2007年の三里屯。

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2008年4月29日、オーストラリアの「シドニーモーニングヘラルド」紙によれば、「ナショナリズムはときとして外国人を排斥しようとする気運を高める」とし、北京でも外国人に対する中国人の態度が悪化しているという。

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この1年間で外国人に対する見方は大きく変わり、数10年間中国で生活してきたある外国人夫妻も、北京の代表的な繁華街である三里屯で経営する喫茶店を閉めざるを得なくなった。直接のきっかけは、2週間前に起こった聖火リレーに対する海外での反対運動だった。

妻と4歳の娘が自家用車で喫茶店から自宅に帰ろうとしたところ、ある中国人男性から「車をぶつけただろう!」と怒鳴りつけられた。男性の車にぶつけた覚えはないし、車を見てもぶつかった跡もない。夫が店から出てきて、妻と娘を先に帰らせ、仕方なく男性に慰謝料を払おうとしたところ、男性は妻が乗ろうとした車のドアを開け、車内にあった物を放り投げ、「逃げるのか!」とさらに怒り狂った。

騒ぎが大きくなると、周囲には30人以上の中国人が集まってきて、口々に「外国人を殺せ!フランス人を殺せ!イギリス人を殺せ!アメリカ人を殺せ!」と言い始めた。警察が駆けつけたことで、ようやく外国人夫妻はその場を離れることができたという。(翻訳・編集/岡田)

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