なぜ?中国人観光客がオーストラリアに行きたいと感じなくなった理由とは―中国メディア

Record China    2017年7月19日(水) 21時0分

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18日、中国新聞網によると、オーストラリアにとって中国は最大の観光客送り出し国だが、中国人観光客のオーストラリア人気に陰りが出たとの指摘が上がっている。写真はシドニー。

2017年7月18日、中国新聞網によると、オーストラリアにとって中国は最大の観光客送り出し国だが、中国人観光客のオーストラリア人気に陰りが出たとの指摘が上がっている。

記事は豪紙オーストラリアンの報道を引用して伝えたもので、「ホテルズドットコムは最近発表した調査結果で、オーストラリア人気が下降していることを指摘した」と紹介。昨年、中国人観光客が今後1年間で行きたい場所のトップにオーストラリアが選ばれたが、今年はフランス、米国に抜かれて3位に後退したという。

記事によると、現地ホテルは中国人観光客から「とても清潔」との評価が出る一方、中国語のできる従業員は少なく、中国語サービスを提供しているホテルは16%程度。また、ホテル内の中華レストランに対するニーズは大きいものの、実際に設置しているホテルは3%という状況で、「今後1年以内に開設する」というホテルも5%にとどまっている。

中国人観光客誘致についてホテルズドットコムの関係者は「オーストラリアのホテルはSNSやマーケティングを通じて中国人客にアピールするが、わずか5%のホテルだけが今後1年間で1万ドル(約110万円)以上を投じて中国人観光客に関連する施設を整えようとしているだけ」と指摘する。また、観光当局関係者は「ホテルの中国語サービスや銀聯カードでの支払いを求める声はますます高まっている」とコメントし、中国人観光客のニーズにいかに追い付くかが今後の大きな課題との認識を示した。(翻訳・編集/野谷

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